2010年06月
ドイツに来ると戦後の事とその後始末の事を思い知らされます
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ベルリンの壁が崩壊して東西ドイツが統合して20年余経ちましたが今尚、本当の統合や格差は残されたままです。
東ドイツは今でも失業率が20%以上有ります。旧共産党員で教育レベルの低い人が現代社会の会社では先ず勤労意欲さえ余り無い人々ですから仕事にも為りません。
この美術館で一緒に仕事をして良く分かって居ます。この美術館にも最初来た3年前には一室共産党時代にアパートとして住んで居た家族が居ました。〔昨年移転しました。〕
そういった人々は西ドイツの税金で食べさせて居ると言うのが現実です。又基盤整備も大都市からでやっと地方もと言った感じです。その旧共産党員はロシア時代が良かったなんて言う人が居ました。教育の差は世代が代わる迄はどうにも為りません。
日本より傷痕は深く癒されるのにより時間が係ると思います。自国民による多数の殺害も有ると思います。
この美術館も主が何だかの理由で居なくなり公共施設に使われて居るのが本当の姿です。農地はロシア時代摂取されましたが自宅はベルリンの壁崩壊後返還、元の持ち主に帰された筈です。この美術館を運営しているラデロフさんも話したくない事が有る様で質問に答えて頂けない事も有ります。
ラデロフさんも東ドイツから戦争で逃げ世界中を旅し日本に定住、京都外語大でドイツ語を教えて居ました。
奥様は日本人です。ベルリンの壁が崩壊後、東ドイツに帰り日独友好の橋渡しとして美術館を運営しています。
日本人の観光客が西ドイツのロマンチック街道でキャーキャー言いながら騒いで居る姿を見るに付けこの美術館での体験との落差を感じます。そういった日本人にこそこの美術館に来て体験して頂きたいと思います。この美術館にはラデロフさんの思いが込められて居ます。
昨年迄携帯メールの送受が出来ず50キロ先のロストック迄走って送って居ました。今年来たら美術館前の道が舗装されていました。一歩一歩統合が進んで居ると言うのが実感です。
遠い道程を走って来る訳は其処に有ります。
そう言った芸術活動を続けている美術館だからこそ価値が有ると思います。原爆ドームの写真と同様に忘れてはいけない姿が此処に有ります。
旧東ドイツ、テテロゥ市トーデンドルフに着きました
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テテロゥ市トーデンドルフにあるシュロスミツコ美術館にお伺いするために来ています。車のメーターがくるくる回り2000キロ近く走ったのではないでしょうか。
旧東ドイツは今でも素朴な茅葺きの民家が有ったり街の風情も中世のままです。
昨日泊まった駐車場横にも茅葺きの民家が有ります。
ベルリンの壁が崩壊して20年余経ちましたがドイツの東西間の問題はまだまだ解決していません。しかし風景は素晴らしく私は好きな場所です。
暫らく滞在したいと思って居ます。
ドイツ、ローテンブルグに着きました
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フランス、ロワール地方を後にデジョン、ルクセンブルクを通りドイ ツ、ローテンブルグに着きました。
何時もなら色々な街を観光しながらのんびり走るのですが日仏友好展覧会の依頼も有りましたので直行しました。
この街はローマ遺跡が有るとか、教会が綺麗だとか、街並を通過するたび思い出しながら楽しみました。
竹山栄一先生はローテンブルグ画家組合員〔ギルド会員〕で地元に深く根ざした画家です。
個人的な信頼関係での友好展覧会には将来性が有と快く承諾頂きました。これで仏人五人日本人五人メンバーが決ります。
夕方はローテンブルグのテニスコートでシニア大会に参加してますので観戦して来ました。
作品もテニスコートでの先生の若々しい姿に感動です。
シャトーボガールの展覧会が終わり夏の展覧会が始まる迄ドイツの旅に 向かいます
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シャトーボガールでの展覧会は無事終わりました。夏の展覧会迄ドイツに向けて旅立ちます。
パン屋さんのデイエテイエ&小津枝さんからは沢山のパンやお菓子の差し入れが有りました。本当にお世話になりありがとうございました。美味しいパンを噛りながら東に走ります。
又新しい出会いや友人が出来る楽しみが有ります。
何よりも心ときめく風景と出会える事が沢山有りますように。
写真はシャトーボガールの庭園内に有る教会跡の風景です。私はこの絵のタイトルを〔森の妖精の教会〕と名付けました。