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ベルリンの壁が崩壊して東西ドイツが統合して20年余経ちましたが今尚、本当の統合や格差は残されたままです。
東ドイツは今でも失業率が20%以上有ります。旧共産党員で教育レベルの低い人が現代社会の会社では先ず勤労意欲さえ余り無い人々ですから仕事にも為りません。
この美術館で一緒に仕事をして良く分かって居ます。この美術館にも最初来た3年前には一室共産党時代にアパートとして住んで居た家族が居ました。〔昨年移転しました。〕
そういった人々は西ドイツの税金で食べさせて居ると言うのが現実です。又基盤整備も大都市からでやっと地方もと言った感じです。その旧共産党員はロシア時代が良かったなんて言う人が居ました。教育の差は世代が代わる迄はどうにも為りません。

日本より傷痕は深く癒されるのにより時間が係ると思います。自国民による多数の殺害も有ると思います。

この美術館も主が何だかの理由で居なくなり公共施設に使われて居るのが本当の姿です。農地はロシア時代摂取されましたが自宅はベルリンの壁崩壊後返還、元の持ち主に帰された筈です。この美術館を運営しているラデロフさんも話したくない事が有る様で質問に答えて頂けない事も有ります。

ラデロフさんも東ドイツから戦争で逃げ世界中を旅し日本に定住、京都外語大でドイツ語を教えて居ました。
奥様は日本人です。ベルリンの壁が崩壊後、東ドイツに帰り日独友好の橋渡しとして美術館を運営しています。

日本人の観光客が西ドイツのロマンチック街道でキャーキャー言いながら騒いで居る姿を見るに付けこの美術館での体験との落差を感じます。そういった日本人にこそこの美術館に来て体験して頂きたいと思います。この美術館にはラデロフさんの思いが込められて居ます。

昨年迄携帯メールの送受が出来ず50キロ先のロストック迄走って送って居ました。今年来たら美術館前の道が舗装されていました。一歩一歩統合が進んで居ると言うのが実感です。

遠い道程を走って来る訳は其処に有ります。

そう言った芸術活動を続けている美術館だからこそ価値が有ると思います。原爆ドームの写真と同様に忘れてはいけない姿が此処に有ります。