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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二140609
先日から30度近くまで気温が上がり一気に夏です!毎日野外写生に出掛けて居る私の顔は真っ黒、まるで漁師かインド人かと言う位です。先日も日本人からベトナム人かと思ったと言われたりしています。

マダムはロシアの展覧会が終わりますので搬出に向かいました。
帰って来たら空港のカーゴに作品を受け取りに行きます。

今通って居る麦畑は麦も確かに育って居ますが全面赤いココリコで覆われて居ます。作品の様に矢車草の青紫も混ざってそれは美しい風景に為って居ます。昨年はシャトーボガールの畑一面お花畑に為って居ましたが此所も同様です。白いマーガレットも咲き始めましたから未々通って描く予定です。ご覧の様に色々試しながら制作しています。
これだけ毎日通って一日中居ても画家が写生しているのは私達二人だけです。
カメラを持って畑の中に入って撮影したり先日なんか3人の中年おばさんが私が描いて居る前で一抱え位矢車草を取って行きました。他人の畑に無断で入ってよくやるよと呆れてその間制作を止めて休憩して見て居ました。
勿論オーナー家族とも挨拶して居ますから通行人で有ることには間違い有りません。帰る時もこそこそと挨拶もしなかた事で尚更です。ま、フランス人もラテン系の血が入って居ますから我が儘な人が多い事は間違い有りません。
写真を撮って居る人の中に画家が居るようですが画家と言えるレベルの作品で無いことだけは確信出来ます。現場で空気を思いきり吸ってその感動を空気を表現してこそ風景画家だと思います。今日、ブロァのギャラリーに個展の案内状を持参した際展覧会も見ましたがそうした作品で一見目新しいのですが鑑賞に耐える作品ではありませんでした。
青春時代に抽象絵画が華やかな時にも最低5年は基礎的な描写をしなければとその事をトヨタ系のデザイナーをして居る時も夜、富谷龍一先生の研究室に通って励んで居ました。兄貴分の高橋さんからもお前は化石の様な人間だなと誉められて居るのやら貶されて居るのやら分からない言葉を掛けてくれました。
作品制作は結局自分自身の感性を研く事でしか前進しませんからカメラ片手にアトリエで描いた風景画はつまらない作品しか出来ないのは私自身の体験でも良く分かります。
トヨタ系のデザイナーを辞めて12畳のアトリエを借りて其処で公募展に出品画を描いて居て当然行き詰まりその後初心に戻り写生を続けて居ます。

それにしてもこの風景の美しさはどうすれば表現出来るのでしょうか?
答えが全く見つかりません。
描くしかないのですが。