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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二140627
私が子供の頃の夢を叶える為に行動に移したのは50歳からです。戦国時代は人間50年と言われて居ましたから寿命は随分伸びたと思います。
しかし、人は必ず死にますから与えられた時間を如何に過ごすかが命題だと考えて居ます。
私の父や祖父、叔父まで64歳で亡くなって居ます。友人知人で大病をしたとか亡くなったとか話を聞きますが私も4年前胆嚢炎で入院手術しましたから身体は正直で確実に老いて来ています。
私は64歳を目処に行動しました。先ず50歳で家財道具一切を処分、アパートも引き上げ車上生活をしながら全国各地を制作、展覧会をしながら回りました。幸い最低限生活が出来るだけの売上は有って北から南迄5年間巡りました。
日本の画商が作品は申し分無い、名前と画歴が欲しいと三人の方に同様に言われました。
じゃあ日本各地でも作品は売れて居ましたからヨーロッパでも何とか為るのでは無いかと思い立ちワンボックスカーに画材と生活用品を満載しイギリスに送り旅が始まりました。
フランスで個展を開催する事が夢でしたが為んなく達成しました。来年は目標にしていた64歳に為ります。後は天命に従い余生として赴くままに制作に励みたいと思って居ます。
意思ある処に道は開けると信じて居ます。
財産が有ろうが地位が有ろうが死を迎えれば只の塵に戻ります。
ローマ遺跡のお墓を見ても当時権勢を誇って居たで有ろう方の石室には何も有りません。
況してや画家が残せるのは作品しか有りませんから日々努力しています。
あそこが痛いとか々とかそんな愚痴が言えるのも生きて居ればこそです。
であればそうした中でも目標を持って楽しんで生活する事が幸せに繋がるのだと思います。この会場に一抱え有るユリの花が有りますがこの花を育てプレゼントして下さったのは82歳と79歳のご夫婦です。
畑を耕し丹念に手入れしている姿は頭が下がる思いです。もしその年齢に達するのならば今暫く有りますからもう少し納得出来る作品が出来るやも知れません。
そのご夫妻はバカンスで海に行かれて居ます。
正に意思ある処に幸せが在ると思います。