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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二141222
寒波の後、晴れ間を利用して写生に出かけました。
野外写生は天候や時間の経過と共に景観も違って来ます。朝描き始めて時間と共に雲や光、空気感まで違って来ます。制作する手順は全体のイメージを見極めてから変化しやすい雲や海等を決めて行きます。
そうして全体の調和を取りながら制作して行きます。何年も何枚描いても納得出来る作品は出来ません。情けない限りです。
それでも又、明日も写生に行きます。

時代と共に流行りやスタイルが変わって来ます。アーティストは時に時代の最先端を走る事が使命と思って居る様です。
しかし私はそうした事には余り関心が有りません。勿論、現代美術やデザイナーの仕事も拝見し何を思考して何を表現しようとしているのか考察する事は有ります。その事と自分の仕事に流行を取り入れて制作する事は有りません。
環境芸術や空間芸術等も理解は出来ます。
工芸品や彫刻、建築も拝見します。
しかし私は私の感じた喜びや美しさを表現する事を追求しています。スタイルを変えるつもりは有りません。

余談ですがある定食屋さんで夜食事をした際に見掛けたのですがランチに炊いたご飯の炊飯器に冷蔵庫から出した冷ご飯を入れてそれを私のお膳に載せました。勿論何時炊いて居たか分からないご飯と長時間炊飯器に入って居たご飯を混ぜたべちょべちょ感のご飯は美味しい訳が有りません。画家もこうしたいい加減な仕事をして居て感動を伝える事は出来ません。勿論二度とこんな定食屋さんには行きません。ご飯を残して近くのおにぎり屋さんで1個買って口直しをしました。日本に帰って来て不味いご飯は初めてでした。
こうした不味いご飯に為らぬ様に日々心掛けて絵筆を持ちたいと思って居ます。