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水彩画家・長尾周二160922
久しぶりに友人の画家上森さんとお会いし頼み事をしたり近況を話し合いました。ランチは彼特製のラーメンをご馳走に為りました。チャーシューは勿論、麺まで自家製と凝った物です。本人が自慢するだけ有ってパリのラーメンショップよりは遥かに美味しいラーメンでした。
午後は近くのコスモス畑でイーゼルを並べ制作です。只、何時もと違うのは私が病み上がりで椅子に座って描いた事でしょうか。
秋を象徴する花を毎年一緒に描いて居ましたので馬鹿話をしながらの一時は気分が良い時間でした。
陽射しは未だ強く紫外線避けのサングラスを掛けての制作です。
病気をして気合いが入って描かない方が良いとか言われてそうかも知れないと変に納得したりでした。

良い作品とは何かと言う事に為ると私の場合は自分が納得出来るかどうかと思って居ます。
フランスでの展覧会、特に個展では作品を買って頂いて居ます。有り難い限りです。個展に出品していて会場でこの作品は良くないから展覧会が終われば破り捨てようと思って居た作品がその街の市長が一番先に買って頂いたり全く自分では分からない事が起きます。
日々追求する事やチャレンジする事も変わります。
天才作家なら既に名作が出来ている年齢ですが私なんか中学生に僕にも掛ける絵だと何度も言われて居るぐらい何の取り柄の無い作品ですから努力しか有りません。
魂が揺さぶられる作品が一点でも出来ればと思って居ます。心が休まり何時まで見て居ても自分が飽きない作品が理想です。
画家がアトリエでキャンバスを沢山並べ小器用にテクニックで次々と誤魔化しながら同じ場所に同じ色を付け小綺麗な作品を同時に描いて居るのを何人も見まし たが私の感想はそんな風に描くんだと感心したものでした。そんなテクニックも才能も無い私は雨の日も雪の日も野外にイーゼルを立ててこうして制作するしか 能が有りません。

未だ病気は完全には回復して居ませんから今日も疲れて少し胃が痛みます。
こんな場所でこうした構図でと想いを巡らせて居ます。
先ずは病気を克服する事です。