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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二170811
前日は三度四度と雷雨や激しい雨が降りました。その合間には青空が覗き陽射しが有る時間もありました。雨は空模様を見れば予想できましたから車を写生現場まで乗り入れてリアドアを開けて雨避けにして描きました。それでも真っ黒な雲が流れて来た時は作品も車に仕舞って激しい雨をやり過ごしてから再度描きました。どうも一昨日の夜から寒気が入って来た様で日の入りと同時に薄霧が立ちフロントガラスには結露が発生しました。
ダウンジャケットが離せなくて陽射しが出た一時だけ脱ぎました。
館に帰って来てもダウンジャケットは離せません。ま、真冬に使うダウンジャケットとは違いますが寒さの為に着たことは間違い有りません。
館に帰って来てART DECOの本を開きました。ページを捲ると直ぐレオナルド藤田や当時のアーティストのパフォーマンスの写真が掲載されています。次々と当時の熱気や情熱が伝わって来ます。私のベッドの横にもミュシャの鏡や当時の時計が有ります。
現在何度と無くParisを訪れる度にギャラリーを見て回りますが現代のそうした情熱的な作家や作品に巡り会う事が殆ど有りません。
友人のフランス人が話して居た様に良き時代は終わったのかも知れません。
私達が中心の時代です。独り善がりかも知れませんが此処で私達が頑張らなくてはと心を燃やして居ます。ですから野宿を続けながら雨にも負けず制作をしています。日本でもフランスでも風景画家が野外写生して居るのは殆ど見掛けません。特に日本人はテクニックが其なりに有るものだから写真を用いて描いている方が殆どです。私なんか馬鹿だから5メートルの絵さえ現地で制作しています。一度見るとカメラの様に映像が記憶出来る方がいらっしゃるそうですが私は目の前に有る物さえ思う様に表現出来ません。
毎日が試行錯誤の連続です。
馬鹿には此しか方法が有りません。
私は法隆寺や博物館、美術館を良く見て回ります。
自分には無い偉人達が成し得た作品に触れる事に因って自分を鼓舞して居ます。ま、そう言った処で此の程度の作品しか出来ません。しかし明日は一歩でもと又闘志を燃やして居ます。