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水彩画家・長尾周二のフランスと日本国内での芸術活動記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1812031
松山駅で弟と落ち合い佐多岬に向かいました。
何度か行って地元の漁師さんとも親しくさせて頂いて居ます。
何処の港や磯で釣りをして居ても挨拶は必ずして話をする様に心掛けて居ます。
そうすると色々な情報や地域の歴史や文化も垣間見える事が有ります。

釣り人のマナーは往々にして良くない事があるのですが、
漁師の村で地元の人と喧嘩する輩も居たそうです。
漁師の仕事は過酷で命さえ船底板一枚です。
私も海が好きで遠征釣りをした際に10メートルの波の中帰って来た事が有ります。
隣に居る船が見えなくなるような高波です。

そうした漁師さんの村で喧嘩などをする連中の話が出ました。
80歳ぐらいの漁師さんの話ですから40年以上前の事だと思います。

「喧嘩した相手を漁船に乗せて、、、、、」
「その後喧嘩した県のナンバープレートの車には、、、、、、、」 等々
ま、漁師さんの村で喧嘩はないでしょう。

私が実際に経験したこともあります。
それは乗り合い釣り船に乗ったときに客同士が喧嘩して、釣りが終わって船が漁港に帰って来た時にパトカーが待って居た事が有りました。
水彩画家・長尾周二1812032
何処でもその地域によって風習やルールが有ります。
近年はそんな小さな漁村でも船外機が二台盗難に遭ったり、生け簀の中の伊勢海老やアワビの盗難が有ったり、でのどかな風景とは裏腹にシビアな現実が有ると聞かされました。
当然よそ者に対する対応は変わって来ます。

そんな現代の生き様がこうした過疎の漁村でも考えさせられるものです。
フランスのプロバンスで農家のマインドが変わって行くのを見た事と共通して居る気がします。

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