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水彩画家・長尾周二のフランスと日本国内での芸術活動記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1903111
3月11日は8年前(2011年)に東日本大震災が有った日です。
朝は激しい風雨で外洋は5メートルはあろう波飛沫が立っていました。
この浜に来る前に描いた波濤が写真の絵です。

その浜には慰霊の為に訪れた方も何人かいらっしゃいました。
鎮魂の鐘が聞こえる中で祈りを込めて筆を走らせました。
夕方近くの今は雨も上がり強風も然程気に為らなくなり海を眺めて居ます。
水彩画家・長尾周二1903112
南房総の海岸
何故此処に来たかと言うと北茨城市に有る五浦(いずら)を見学に来ました。
その際に桃源郷芸術祭が元小学校だった校舎で開催されて居て、その実施要綱をお聞きする為に北茨城市・市長公室企画政策課長兼復興室長の鈴木さんにお目に掛かり色々話をお伺いしました。 そのときに震災の話が出たので、此処まで来たのですから福島県いわき市までと思い車を走らせました。 震災前から漁港や波消しブロックが大量に有って大自然のままの風景を探すのが難しい位でした。
水彩画家・長尾周二1903113
五浦海岸の荒波風景
あれから8年、私も震災の地に足を踏み入れ現状を見ましたが、九十九里浜も然り、被災地は尚更高い防災堤防で海を眺めてのドライブさえ叶いません。 大好きな海の風景を眺められる場所が本当に少なく為ったと実感しました。

ただ千葉県、茨城県、福島県と走りましたが、四国の瀬戸内海国立公園に比べると海岸ゴミは格段に良く、気になる程は有りません。

クジラが打ち上げられて居た犬岩では早朝スポーツをしながらゴミ袋を持ち拾って居る若い方が居ました。
瀬戸内海ではそうした光景は見た事が有りませんね。

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