水彩画家・長尾周二オフィシャルブログ(SHUJI NAGAO official blog)

日本国内のみならずフランスなど欧州中心に活動する水彩画を描く画家・長尾周二のリアルタイムの活動日記。現在は一般社団法人アートシップインターナショナルの理事長として日仏を中心に活動を続けています。

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水彩画家・長尾周二渓流画像
長尾周二は一般社団法人・アートシップインターナショナル理事長、ARTEC(欧州造形美術振興協会)会員として、日本のみならずフランスなど欧州においても活動を続けている国際作家です。
 
『坂本宿・蚤の市』を開催予定!
2024年3月より群馬県安中市横川の旧坂本宿に於いて上記のフリーマーケットを開催します。近隣(約400m)には旧松井田西中学校跡地の「MUSEE 松井田」(美術施設)があり、こちらも常設展示があり、原則観覧できます(入場無料・・2024年現在)。

また同時にこちらのフリーマーケットの出店者も大々的に募集しております!

ー概要ー
・群馬県安中市松井田町原266
(一社)アートシップインターナショナル
・開催日(雨天決行)
毎月第2・第4土曜日・日曜日
AM9時~PM3時
※詳しくは下記のページをご覧ください。



当サイトは画家・長尾周二氏の投稿をほぼそのまま掲載しております。
※掲載においては長尾氏本人の責任において現行の国内外の法令や社会規範等を遵守するように努めておりますが、お気付きの点等がございましたら直接長尾氏にお問合せをお願い致します。適宜対応いたします。

※メールアドレス(下記はリンクではありませんので入力ください)
shuj-nagao-go-12@docomo.ne.jp

(サイト管理者より)

長尾周二

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二151018
弟と釣りに行きました。小豆島が望める庵治の漁港がある堤防です。毎日忙しく友人や関係者と会ったりで久し振りにのんびりとした一日でした。
昼の弁当を買って、その後釣り道具屋さんで餌や仕掛けを買い海に向かいました。屋島を望み五剣山がある半島を瀬戸内海を眺めながら走ります。
その半島の東側に歯ART美術館が在ります。
着いて早速仕掛けを投入です。しかし海流がとても速く流れていて釣れません。昼ご飯を終わった頃から潮が緩み流れが穏やかになり釣れるように為りました。魚はサヨリです。刺身でも焼き魚でもとても美味しい魚です。10月半ば過ぎだと言うのに陽射しが強く暑い位でした。
地元の釣り人と情報交換しながら数時間楽しみました。
実は画材も積んで来たのですが疲れが溜まっていて制作する元気が有りませんでした。
来週は紅葉を描きに行きます。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1510122
先ずは日本食です。久し振りに胃袋に入る慣れ親しんだ香りや味が身体に染み渡ります。
勿論、フランスやイタリアの食も素晴らしい物が有ります。特にどの国も家庭料理は大変美味しいです。
しかし子供の頃から慣れ親しんだ味は忘れられません。
と言う訳で蕎麦、豚カツ、カツカレー、ラーメン、寿司、鍋物と貪る様に頂いて居ます。痩せられないね〜

イタリア・グビョウのアーナルドさんから来年7月1ヶ月間ミケランジェロ美術館での展覧会企画が決まったと知らせが有りました。フランス・トゥールの5月連休中に開催される大規模なアートフェスティバルにアートシップインターナショナルが一棟分の展示を任された件
Parisマドレーヌ寺院のアートシップインターナショナルParis展と3ヶ所で決まりました。

又、フランスのコレクター3人から依頼された近代画家のコレクション展の日本での企画コーディネートの件で此れから日本滞在中に自分の作品制作と共に進めて行きます。

早速デパートの知人や美術館関係者とお会いしています。
日本の大好きな秋、見逃せません。
四国高松の弟宅に預けて居る軽トラに画材を積んで描きに行く準備を始めました。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二151008
イタリアの道路事情は前回書いた様に狭いし悪路が多いのですがフランスに帰る途中の事です。
コーラと言えばコカ・コーラとペプシコーラが有名ですがイタリアにもスペインにもいわゆるインチキコーラが格安で売られて居ます。何れも半値以下で37サ ンチームの物も有ります。イタリアでボトルを買って帰りに飲みながら走りました。果物のネクタリン3個を食べてそのインチキコーラを飲んで悪路を走って居 たら夜中に目がぐるぐると回り出しヤバいと思い車を停めて横に為りました。
身体が熱くなり汗をかきもう立つことも出来ません。多分インチキコーラとネクタリンの取り合わせで薬物反応が出てそうなった様です。一寝入りすれば大丈夫と確信し寝ました。
やはり薬物反応だった様です。
インチキコーラとネクタリンの取り合わせには要注意です。

フランスに入り高速道路で130キロ走行中にトイレ休憩をしました。
車を停めて降りた時にパンクです。
高速道路でパンクだと事故や修理も大変です。
未々運は味方している様です。
その後シャルル・ド・ゴール空港から帰国の際の出来事です。
空港で車椅子のご仁が事故でブラジルに帰るのが4日間遅れてお金が無くなって困って居ると話し掛けて来ました。当然お金は渡しませんがプロバンスで買った美味しいリンゴ2個を差し上げてしまいました。後で新手の詐偽だと気が付いたのですが美味しいリンゴは有りません。
詐偽には皆さん気を付けましょうね。

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長尾周二151006
2000キロはやはり遠いですね。高速道路を使っても2日は係ります。
10泊11日の旅の6日間はひたすら一般道路を走って居ました。
先ずプロバンスに直行ガロさんに電話を4度かけたのですが留守電でした。ピザを買ってランチにしてカンヌ、ニース、モナコと右手に地中海を見ながら走りましたイタリアに入りジェノバを過ぎる頃は真夜中でした。山中で2泊目をしてピサを通りトスカーナに入りました。
イタリアで驚いたのは昼間幹線道路にコールガールが居るのは観光地のヨーロッパ各国で見かけますが。 真夜中1時〜2時にジェノバーピサを通過する時に海岸線約25キロを走って居る際多数見掛けました。前を走って居るイタリアナンバーの車が法定速度で大人 しく走って居てその後ろについて走って居たらウィンカーを出さず突然止まるので驚きました。若い女性が立って居て止まったのです。ま、真夜中に真面目に走 るイタリアンが居るはずが有りませんから成る程です。しかし、何度かイタリアに旅して居ますが真夜中のコールガールを見かけたのは初めてです。
40年前に二度ローマに来ています。テルミニ駅前にグランドホテルがあり其所に泊まりました。身形を其なりにしてホテルを出ると美しい女性が複数声を掛け て来ました。堪らずジーパンにTシャツにしたら今度は裸足の女性が声を掛けて来ました。そんな昔の話を思い出しました。グランドホテルに帰って来た際ドア ボーイがホテルに入れてくれません。部屋番号を告げ難とか入れた最高級のホテルでした。今回は車上泊でそのホテルの横を通りスペイン広場に向かいました。
帰り道はジェノバから山間地を走りアルプス越えのルートを走りました。1800メートルの峠付近は雪が舞って居て山は真っ白でした。気温は2度だと教えてくれました。ローマやプロバンスは夏、アルプスは冬、季節の変わり目を体験しました。
海辺を走るのとは全く違いこれ又楽しいドライブでした。混雑を避けて真夜中にジェノバを抜け山間部で泊まりました。
此だけ走るとさすがに疲れて絵を描く元気は在りませんでしたが美しい女性と風景は目に焼き付いて居ます。
写真はプロバンスのローマ遺跡凱旋門です。

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水彩画家・長尾周二150930
親しい友人を亡くする事程悲しい事は有りません。
フランスに入り間もない頃エクスアンプロバンスの街で日本の童謡が流れて居るギャラリーが有りました。日本の町屋を思わせる通路を抜けると竹林が有りました。其処で出会ったのがガロさんです。
彼は偉大なアーティストでも有ります。アメリカメトロポリタン美術館が彼の作品の購入依頼をした事でも分かります。
彼の主な作品は鉄を加工した作品でした。椅子だったり棚だったりランプ等です。しかし彼のセンスの良さはギャラリーその物でした。其所には彼の作業場も ギャラリーも彼のコレクションのアンティークも一見何を見せたいのか分からないギャラリーでした。竹の葉を小さな噴水に置いてその雫が葉を伝って落ちるよ うにしてたり、大きな鉄のシャンデリアが何気なく置かれていたり。噴水のデザインや環境デザインも彼のライフワークでした。

昨年夏に会って別れる際に彼が泣いて居ました。死を予感させる物でした。癌に冒され片肺を切除してもお元気でしたが、その数ヶ月後に亡く為ってしまったと 息子さんから聞きました。彼の携帯電話が留守電に為って居たのでまさかでした。すぐロワールに帰えらず少し物思いに浮気って居ます。
見ず知らずの日本人の個展を何時でもさせてくれてフランス流の考え方やシステムを教えて頂いて。
何よりも彼は偉大なアーティストでした。
彼の作品に囲まれて彼と一緒に居る事が楽しみでした。
考えて見ると彼が居たからこそ現在が有ると思います。
プロバンスの冬、暑い夏、何度も彼のギャラリーで過ごしました。セザンヌの道を通りセントビクトワール山を登ったり。プロバンスの思いでは尽きません。
フランスの携帯電話も其処で出会ったYOUKOさんがお世話して頂いて買った物です。

私はまだまだ気力体力が有るようですから皆様の為にガロさんの分まで頑張ります。
写真は昨年お会いした際に撮影した物です。

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水彩画家・長尾周二150928
イタリアの特筆はローマ時代からルネサンスの時代遺産でしょう。そうした遺産を巡る旅でも有ります。
フランスから地中海を右手に望みながら走って来てピサの斜塔を車窓から見てトスカーナ地方の幾つもの城塞都市を巡ってローマに入りました。トスカーナ地方 ではミケランジェロ生誕の地に行って来ました。グッビオの美術協会のアーナルドさんの紹介です。こんな山の中の寒村にと言う場所でしかも山の山頂の要塞砦 です。今は美術館に為って居て関連の作品が展示されて居ます。ですからローマでもバチカン市国のピエタに再会したいと歩いて行ったのですがフランスのルー ブル美術館同様かそれ以上の行列で諦めました。9月の最後の休日街中観光客でごった返して居ました。
日本大使館の近くに車を駐車して徒歩で市内見学です。フランスの友人からフランスナンバーで日本人は絶好のカモだと言う話を聞いて居ましたのでセキュリティの高い地域に駐車しました。機関銃で武装した警備兵が街角に見られました。
テルミニ駅やコロッセオ、スペイン広場等を見て回りました。40年前に2度ローマに来ていてトレビの泉を探したのですが無くて夜再度探しに向かってポリスに聞いたら無くなってレストランに為って居るとか美しい噴水で人気が有ったのですが、。
ランチは6ユーロ奮発してサンドイッチとポテトチップ、コーラです。昔もそうでしたがイタリア人は身長が然程有る訳では無いのに料理の量は人一倍多いですね。この私が食べきれずポテトを残しました。

ローマに入る前日、アンティーク&リサイクルショップに入りお土産を探して居ると店主が日本人の友達が居るから紹介するよと言われてローマから郊 外70キロの場所に集団で生活を為さって居るShigekoさんと出会いました。情報交換は大切ですから忙しい中お会いして頂きました。
イタリアは人種差別は当然激しく経済もアーナルドさんが仰有る様に上向きでは無くて実感的には益々厳しい状況だと話されて居ました。日本語もほとんど話さない生活で本当に久し振りに日本語で話したそうです。
ローマ近くの道は其なりに舗装されて居ますが田舎の道は高速道路でも未舗装の道路の方が走りやすい位補修が間に合って居ません。ガソリン代金もフランスよ り2割か3割高いし、しかも山や丘の上に城塞都市が点在して居ますから流通や通勤を考えたら良い訳無いと私は感じました。
ま、その分中世のままの風景や生活が有る訳です。
又、お会いする約束をしてローマに向かいました。

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水彩画家・長尾周二151001
トスカーナ地方の城塞都市を巡って居ます。さほど有名では無い小さな村でも中々興味深い風景が有って今日は葡萄畑の中から丘の上にある城塞都市を描いて居 ます。中は迷路の様でパンやさんも普通の建物で看板も有りませんでした。スダレ状の間から覗くとパン屋さんでしたからピザ一切れとパンを買って昼食様にし ました。フランスパンとは違います、淡泊な味ですが物をのせたり付けて食べるととても美味しいです。
一昨日から雨が降りだし気温が下がりました。先ほども小雨が降り一時制作を中断しています。

イタリア経済は底を打って上向きだとアーナルドさんは話して居ましたが私が感じるのではそんな感じは未だ有りません。ガソリンはフランスより2割は高いし相変わらず高速道路でも未舗装の道路の方が走りやすい位補修が間に合って居ません。
物価が安いかと言えばフランスとさほど変わりはしません。
ま、この国も役人天国の様な気がします。
5年前に旅した時に比べて人種差別を露骨に受ける事も有りませんでしたし出会った人々は皆さんフレンドリーでした。そうした意味では政治が安定しているのかも知れません。
とにかく皆さん一生懸命生きて居るのは感じます。多分そうしたマインドが前向きに為って居るのかも知れません。
昨日はお墓の横、今日は川の横で野宿です。安全第一ですから下手に人が集まる場所は避けて居ます。
一番恐いのは猪や獣では無くて人間ですからそうして居ます。
夕方川で魚釣りをしているのを見付けて其処に泊まる事にしました。

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水彩画家・長尾周二150925
アーナルドさんに紹介して頂いてミケランジェロ生誕の地に行って来ました。グッビオから95キロ走った山間部の小さな村にたどり着きました。丁度中国地方の山間部の風景を思い出す場所です。
多分当時は要塞砦では無かったかと思われる山の山頂に在りました。写真の左側の建物が生誕の家と言われて居ます。現在は右側の建物を含め全ての建物が美術館と為って居ます。
天才が産まれたと言う他は何も無い場所です。
しかし観光シーズンには観光客が訪れる場所ですね。
バチカンにある壁画やフィレンツェの彫刻群を見てこの地に立つとミケランジェロの生い立ちが偲ばれる事でしょう。

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水彩画家・長尾周二150924
アーナルドさん宅に向かう前にペルジァ近くに住んでいらっしゃる富豪のフランチェスカさん宅に寄りました。彼の別荘は敷地内に1600本オリーブの木が有 るそうです。その彼は床に臥せって居ました。未だ72歳です。息子さん家族がスエーデン・ストックホルムの本宅から引っ越して彼を看護して居ました。
息子さんの話では筋ジストロ病やアルッファイマー病等3つの病に冒され重症だそうです。16ヶ国語を話しとてもフレンドリーな彼は残念な姿での再会でした。息子さんと再度会う事を約束しグビョウに向かいました。

グビョウに着いて1枚描きました。写真がそうです。アーナルドさんは相変わらすお元気でとても77歳には見えません。ご自宅を自分で増築してそうした事が健康の秘訣かも知れません。
アートシップインターナショナルの展覧会開催の打ち合わせも済んで此れからトスカーナ地方を堪能したいと思っています。
今晩は早速スパゲッティで歓待して頂きます。

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水彩画家・長尾周二150921
フランス・ロワールを出発し先ずエクス・アン・プロバンスを目指しました。此所まで約750キロです。
友人のガロさんに電話をしたのですが連絡が付かずランチにピザを買ってそのままイタリアに向けて走りました。地中海を右手に望みカンヌ、ニース、モナコと絶景の風景を楽しみながのドライブです。ロワールは秋めいて居ましたが南仏は夏その物でとても暑かったです。
イタリアに入りジェノバ、ピサの斜塔を車窓から眺め走りすぎました。
約2000キロ有料高速道路は走らず下道で来ましたピサの斜塔もフィレンツェも何度か観光して居ますので通過です。ペルジァに着く前にシェナの街を観光して来ました。写真がそうです。
イタリアの道はとても走り難く高速道路を使うのが一番です。しかし稼ぎが少ない私は高速料金倹約の為に下道を走って居ます。2年前にグビョウで展覧会が 有った際も帰りは下道でした。その際カーナビのトムトム君が余りにも暑い日で熱射病に為り画面が真っ白、使えませんでした。
イタリアの道路標識は最悪で例えばピサに向かったとして途中ピサの標示が無く為ります。しかも古い狭い道は曲がりくねって迷い易く出来て居ます。
今回は地図も持参しましたが前回は有りませんでした。何度も何度も人に尋ねながらイタリアを抜けました。トムトム君はフランスに入る頃に画面が戻り使える様に為りました。
あの複雑なイタリアの道を走った時にこそ頑張って欲しかったです。
今回は十分役に立ち汚名返上です。

次はトスカーナ地方の作品とレポートです。

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