水彩画家・長尾周二オフィシャルブログ(SHUJI NAGAO official blog)

日本国内のみならずフランスなど欧州中心に活動する水彩画を描く画家・長尾周二のリアルタイムの活動日記。現在は一般社団法人アートシップインターナショナルの理事長として日仏を中心に活動を続けています。

水彩画家・長尾周二渓流画像
長尾周二は一般社団法人・アートシップインターナショナル理事長、ARTEC(欧州造形美術振興協会)会員として、日本のみならずフランスなど欧州においても活動を続けている国際作家です。
 
イベント情報
『KOKORO JAPON展』開催
フォモンタン・ミュゼマタ(フランス・ロワール地方)
2024年10月21日(月)~10月27日(日)
主催:(一社)アートシップインターナショナル
協賛:ARTEC(欧州造形美術振興協会)
後援:在仏日本大使館(外務省)
詳しくは下記のページをご覧ください。


今月の国内イベントのお知らせ
今月(2024年10月)は「坂本宿蚤の市」および「本部併設ギャラリー」はお休みします。またのご来場をお待ちしています。
※なお旧松井田西中学跡地に開設の芸術施設「MYUSEE 松井田」は閲覧可能な作品はご観覧いただけます。

当サイトでお気付きの点等がございましたら直接画家・長尾周二氏にお問合せをお願い致します。

2010年06月

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二旅行記写真100628
デイテイエ&こずえさん一家はパン屋さんですが夏のバカンス中で日本からこずえさんのご両親も来ています。お父様は仕事の関係で一足先に帰国しましたがお母様は一緒に来て頂きました。
大樹君はシャトーの18部屋有る殆どを見て歩きましたよね。
主人のフランソワーズさんも快く歓待して頂いて部屋を見せて頂きました。

写真はガーデンでの写真です。私も長い居候で最初の様な驚きは無くなりましたが400年前に建てられた旧館と200年前に建てられた新館があり実質的に四階建てのシャトーです。

500年前に創られた木彫のマリア像や大理石の彫刻、絵やアンティークの家具類には歴史の重さを感じます。

こうしてフランスでも友人の輪が広がり大変喜んで居ます。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二作品写真100627
ロンドンで受け取った30号の額縁二点を積み車は来た道を帰りフランソワーズさんのシャトーに着きました。こずえ&デイエテイエさんに頂いたパンも一週間を過ぎると固いパンに為ります。その固いパンを食べて居た事も忘れて今は新しいパンを頂いて居ます。

旅人は良い事ばかりでは有りませんが良い話をお互いに話し合う事で又新しい良い環境や出来事が起きてきます。
又悪い事が有れば気分を変えたり運気を変えるため旅を始めれば良い様な気がします。幸せを分かち合う事がある意味で旅人の持つ役目かも知れませんね。
画家はその行為そのものが幸せを分かち合う仕事ですから必然かもしれません。

又来週から放浪の旅に出ます。短い旅ですが新しい出会いと良いインスピレーションで一枚でも納得の行く作品が出来ればと思って居ます。

シャトーボガールの個展準備も進んで居ます。パーティーに出す軽食は向井まどかさんファミリーにお願いし、ポスターとオープニングパーティーの案内状はフランソワーズさんの息子さんジョンさんにお願いしています。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二旅行記写真100626
イギリス、ロンドンでもイングランドがワールドカップ決勝トーナメント進出しました。大変な盛り上がりで個人の住宅も写真の様な有様です。
日本サッカーも同様の様子で昨夜〔イギリス時間〕ロンドンの友人二上さんのお嬢様はロンドン日本人レストラン鶴亀に友人の日本人に誘われテレビ観戦に行きました。結果はメールで直ぐ伝えて頂き盛り上がりの様子が伝わって来ました。本当におめでとうございました。

私はこの後ドーバー海峡を渡りフランスに帰ります。イギリス滞在中は二上さん一家に大変お世話に為りました。
又、7月末からのシャトーボガールのオープニングパーティーに息子さんが来て下さりバヨリンを弾いて頂く事に為りました。

手持ちの現金は90ユーロに為りました。無事ロワール地方のシュウジのシャトー迄帰れるでしょうか?

イギリス、ロンドンの高速はほとんど無料です。しかし一ヶ所テムズ河を渡る吊橋は時間によって通行料金が1、5ポンド必要で
す。私はポンドに換金していません。
さてどうなるか、料金徴収の方がお札のユーロで受け取りお釣りをポンドで頂きました。ま、多分時々私の様なドライバーが居るのでしょうね!即お釣りが出て来ました。
助かった!三泊四日のイギリス滞在中イギリスパンは食べずに済みました。フランスパンを買って居ましたから。

〔実に不味いのです。〕

ドーバーを渡れば又フランスパンを買い求めます。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二旅行記写真1006251
水彩画家・長尾周二旅行記写真1006252
フランス、カレーからカーフェリーでドーバー海峡を渡りイギリスロンドンに行きました。日本から3年余前にロンドンに画材を満載した車を送りました。その時のエージェント、二上さん一家にお会いする為です。
二上さんからロンドン、ジエトロに展示して居た作品の返還が有るとメールが来ました。
フランス、ロワール地方シャトーボガールの個展を控えて居ただけに30号の額縁が二点帰って来るとの事でお伺いしました。
又二上さんが個人で電気自動車を開発したとお聞きし再会を大変楽しみにしていました。
着いた日の午前中は電気自動車を見せて頂き驚嘆しました。エネルギー問題が叫ばれて居る今日素晴らしい出来事です。
写真は電気自動車の構造システムを見せて頂いた時の物です。興味 の有る方は
www.ukukuk.net/electriccar/でご覧下さい。
午後はお嬢様がロンドン市内の美術館を案内して頂きました。
久しぶりにターナーに再会しました。

夜は庭でバーベキューで歓待して頂きました。写真はお隣のインド人のスシーラさん〔3年前に私の絵を買って頂きました。〕も加わりバヨリンとビオラ演奏を聞かせて頂きました。写真はその時の物です。

7月27日からのシャトーボガールの展覧会オープニングパー
ティーに息子さんも参加して頂け、パーティーでバヨリンを演奏して下さる事に為りました。
泊めて頂き次の日は庭に咲いていた薔薇の花を息子さんと二人で写生しました。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二旅行記写真100623
ヨーロッパを車で旅していて必ず必要な品物が幾つか有ります。
鍋、ヤカン炊飯用。
カセットコンロ、〔最初は大きなガスボンベでした。〕車が事故で小さい車に代わってからはカセットコンロが活躍しています。しかしカセットコンロ用のガスボンベがどの国でも手に入る訳ではないので要注意です。
寝袋、テント。

真冬はダウンのシュラフが必要です。氷点下は当たり前ですから。テントは夏、暑くて寝られない時使います。
虫に刺された時のキンカン。
バケツ、洗濯や身体を拭く時使います。
水、何時も20リットル以上積んで居ます。絵を描くときも使います。
忘れてはいけないのが、孫の手
雨や雪の時はハンドルに差してイーゼル代わりにして絵を描きます。寒い時や雨の日は外で描けませんから。
ハエ叩き代わり。自然の生活は虫やハエも一緒です。今迄に車の中に入って来たハエを何匹やっつけたか!勿論本来の孫の手の利用方法も有ります。
短波ラジオ、NHK地球ラジオを聞く為。

サングラス、紫外線対策。リンゴ、健康維持の為携帯電話やカメラの電源は車で取っています。
バッテリーケーブル何度助けられたか。
小さい車によくぞと思うぐらい荷物が積んで居ます。大型のルーフキャリアボックスに画材が入って居ます。全板画用紙と30号のパネルが10枚積めます。

スペイン、カタロニア地方で爆弾闘争が盛んな時はポリスから良く検問されました。
意外な物が入って居るでしょ。私の車での放浪生活の必需品でした。

何時でも二週間分は食糧積んでるよ。

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水彩画家・長尾周二・ドーバー海峡が望める丘
青い空、青い海と言いたいのですがこの一週間は雨が時々降り冷たい強い風で寒い日々が続いて居ます。
それでも若者達は色とりどりのカイトに風を受けカイトサーフィンを楽しんで居ます。
私なんかセーターを着て膝掛けを掛け車の中で寒さをしのいで居ます。フランスの海岸線ではカイトサーフィンが主流でウインドーサーフィンは殆ど見かけませんね。
アウトサイドスポーツは盛んで自転車は勿論ハイキング、乗馬と麦畑の丘の上からも観察できます。
昨日乗馬した6頭が通り過ぎて暫くすると雨が振り出し馬が騒いで二人が振り落とされて居ました。怪我は無かったようです。
大規模な機械化した畑で作業を見ていました。10トントラック2
0台分位の堆肥をトラクターで牽引した散布車を使い一時間余りで畑に散布、山の様な堆肥は直ぐ無くなりました。
広大な畑の向こうには大西洋が望めます。まことに豊かな国だと改めて感じました。

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水彩画家・長尾周二・ノルマンデー海岸にて
フィンセント・ファン・ゴッホの傑作に教会と糸杉の絵が有りますよね。月と太陽が空に描かれている作品です。
月と太陽が同じ画面に掛かれて居ますがゴッホのイメージで描いたのだと思って居ました。

私は今、フランス・ノルマンデー海岸にいます。
夕陽を描く為に朝から海岸で待って居ました。日没は6月16日現地時間午後10時10分でした。
その日没前に西の空に三日月が出て居ました。そして太陽も同じ視野に見えるのです。単なる創作では無く大自然を鋭い感性で捉え絵にした事が分かりました。
西の海に沈む太陽と三日月が同じ視野に入っていてこれを画面に表現したのです。昨日も同様に夕方、太陽と三日月が同時に同じ西の空に有りました。

オランダ・アムステルダムのゴッホ美術館に30数年前にも来ましたそして又今回ゴッホに会いに来ました。改めて鋭い感性で捉えた大自然を感じとても感動致しました。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
昨日の朝はオランダ、アムステルダムに立ち寄りました。早朝街を散歩していると緑色したインコがいました。
一度は捕まえたのですが車の中で飼うわけにいかないので庭に放してやりました。鳥かごから逃げたのでしょうね。

アムステルダムに来たのは30数年振りにゴッホ美術館を訪れゴッホと会う為です。
以前仮額縁に入っていた初期の作品も立派な額縁に入れ替わって居ましたが作品の輝きはそのままに感動が伝わって来ました。ゴッホの息遣いが感じられ来て良かったと心から思いました。
若い時見た時は異様な気迫を感じ一部の作品は凝視出来ませんでしたが今はゴッホの画面に立ち向かう気持ちも理解出来る様になって居ました。オランダの道路標識は直ぐ標識が変わるので厄介です。
アムステルダムからアントワープ迄の間でもA10~A4~A13~A20~A16~A1と言う様に変わります。

アントワープの標識が出てくるのもA16に入ってからですからとても分かりにくいです。以前迷って何度も高速道路を間違えました。

その後ベルギー、アントワープに向かい一泊しました。アントワープは私が好きな港街の一つです。中世栄えた時代を偲ばせる建造物や教会が有ります。
又アンティーク通りもあり旅を豊かにしてくれます。残金の関係で何も買えませんでしたがアンティーク店でオークションをやっていて競り落とされる品物を見て楽しみました。
又街を歩いて居ると飾り窓がありました。世界中の女性が居て目の保養をさせて頂きました。

旅も長くなると髪が伸びて来ます。今日はハサミで髪を切り揃えました。僅かなお金ですが今は使えません。さて次はブルージュに向かいますか!

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水彩画家・長尾周二・港町LEERの風景
ドイツ国境近くのLEERと言う港街に泊まりました。
小さい港街ですがとても風情が有り私の好きな街です。時間が来ると教会の鐘の音と共に絡繰り時計の音楽が流れて来て旅愁を誘います。
この港街にも帆船が数隻係留されていて美しい姿を見せています。
その昔、船乗り達がこの港に帰って来た時の感動が伝わる様です。高い搭や教会の鐘の音、私のような旅人の疲れも癒してくれました。

この港街の風景です。

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水彩画家・長尾周二旅行記写真100610
港街Wismarで薫製の魚です。この街も一年一年観光客が増え建物も現代化しています。何時も此処では一泊するのですが前に進みます。
来ると寝ていた使われていなかった貨物列車の停車場が入れなく為って居ました。ま、見て楽しむのには良い街ですね。街は観光客でとても賑やかでした。

これから毎日パンと薫製の魚です。

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