水彩画家・長尾周二オフィシャルブログ(SHUJI NAGAO official blog)

日本国内のみならずフランスなど欧州中心に活動する水彩画を描く画家・長尾周二のリアルタイムの活動日記。現在は一般社団法人アートシップインターナショナルの理事長として日仏を中心に活動を続けています。

水彩画家・長尾周二渓流画像
長尾周二は一般社団法人・アートシップインターナショナル理事長、ARTEC(欧州造形美術振興協会)会員として、日本のみならずフランスなど欧州においても活動を続けている国際作家です。
 
イベント情報
『KOKORO JAPON展』開催
フォモンタン・ミュゼマタ(フランス・ロワール地方)
2024年10月21日(月)~10月27日(日)
主催:(一社)アートシップインターナショナル
協賛:ARTEC(欧州造形美術振興協会)
後援:在仏日本大使館(外務省)
詳しくは下記のページをご覧ください。


今月の国内イベントのお知らせ
今月(2024年10月)は「坂本宿蚤の市」および「本部併設ギャラリー」はお休みします。またのご来場をお待ちしています。
※なお旧松井田西中学跡地に開設の芸術施設「MYUSEE 松井田」は閲覧可能な作品はご観覧いただけます。

当サイトでお気付きの点等がございましたら直接画家・長尾周二氏にお問合せをお願い致します。

2011年02月

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二旅行記写真110210
約11時間のバスの旅で四国高松に帰りました。未だ歯医者さんや日本
医科大学永山病院の検診が残って居ますがフランスから出品して頂いた
作品を送り返したりする用事が有る為に帰って来ました。
水彩画を永年描いて来ましたが青年時代には油絵も描いて居ました。
母が亡くなり部屋を整理してたら22才の時に描いた作品が出て来ました。写真の作品がそうです。

修行時代に奈良、壺坂寺で宿坊に泊めて頂いて壺坂寺の奥の院に有る石仏五百羅漢を制作しました。その作品です。
毎日早朝、修行僧と朝の勤行を行い宿坊で作って下さったお弁当を持ち深山に籠り何枚も描いた内の一枚です。無心に画面に向かい描いた事を昨日の様に思い出します。

今度の訪欧は放浪の旅では無くロワール世界遺産群のシャトーボガールに滞在して制作します。数年前に新たに買い求めた油絵の具も持参し制作します。
勿論水彩画を主体に制作しますが油絵でも感じた美しさを表現出来ればと思って居ます。

大作の水彩画や依頼された植物の作品は勿論ですが油絵も再挑戦します。

1月末には渋谷のNHK放送センターにお伺いし後藤アナウンサー、大輪アナウンサー、チーフプロデューサー等地球ラジオの関係者に挨拶をして来ました。

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
土曜日は日本医科大学多摩永山病院に昨年の手術後検診に行って来ました。採血検査を行いました。もう一度レントゲン検査の後、結果を教えて頂けるそうです。歯の治療も順調に進んでいて出発迄には終わる予定です。

私が使っている水彩画の画用紙は日本製です。色々なメーカーの画用紙を試しましたが紙と筆は日本製の製品が自分の制作には合って居ると思います。勿論、無くなって補充分はスペインやフランスで買いますが長年使っている材料が使いやすいですね。

ワーグマンの超特厚F6号を200枚フランス、シャトーボガールでの制作用に準備しました。大作用にも用意するつもりです。
今回は油絵も描く予定で筆も準備します。
私が使っている紙はとても丈夫で筆で叩き付ける様に激しく描いても耐えられる水彩紙です。同様に筆もナムラの筆を使って居ます。ヨーロッパの紙や筆はデリケートで私の様に激しく描くと耐えられず紙も筆も駄目に為ります。

又、ヨーロッパ では私が用意している様なパネルに水張りして
描くと言う方法は無く、画板にマスキングテープでとめるか画ビョウでとめるかです。ですから表現方法が日本的でオリジナルなスタイルに為って居ます。水彩画で油絵の表現をしているような物でヨーロッパでは余り見られないスタイルです。
正に日本人でなければ出来ない仕事だと思います。強い紙と腰の有る筆の成せる業だと思います。

私の作品がヨーロッパで高く評価されている要因が材料と筆にも有ると思って居ます。
勿論、東洋と西洋をミックスしたオリジナリティの高い作品を目指して居ることは言うまでも有りません。

絵を描くと言う難しさは言うまでも有りませんが、描けば描く程その深みに入ってまるで迷路で戦いを挑んで居るようです。
又、良い作品と駄目な作品も紙一重で中々難しい問題です。
沢山名画や国宝を見て勉強を重ねれば佳し悪しは分かるように為ります
が、自分の作品となるとまるで分からなく為ることが多いです。感動や美しさを表現しきれ無かったり未熟さを思い知らされたりの連続です。

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