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先日フランソワーズさんが主宰するアートテクトにロシア人アーティストからの売り込みが有りました。インターネットによるものでした。そうです、あの手の絵です。しかし自分の作品に比べれば遥に高いテクニックを持っています。彼女は躊躇いも無くだめ押しをしました。
ま、私のコレクションした本の挿し絵でさえ現代画家がとてもなしえない境地の世界に有ると思います。とんでもない世界に足を踏み入れたと感じています。
多分、小島善太郎先生も一度はそう感じたと思います。況してやあの挿し絵画家が活躍してた時代ですから尚の事でしょうね。
知れば知る程、人間の能力の高さを感じます。
日本人画家も技術的には高いと評価しつつ、芸術性が無いと厳しい答えが帰って来ました。
正に自分が置かれているこの土俵がとんでもない世界に居ることを感じました。
やはり絵は難しい!
改めて震えを感じる程大変な世界で仕事をしていると感じます。
ヨーロッパ放浪生活5年目、60歳で路頭に迷う心境です。
視力や気力が衰え始め、為るようにしか為らないのかも知れません。
実は今までは何でも出来そうな自惚れや自信が在りました。
ま、幻だった気がします。
御託を並べる暇が有ったら描け!
負けずに描け!此しか無いのかも知れません!
ある意味で技術力が無いから幸いしているのかも知れません。感性を研くしか方法は無いと思って居ます。
今、セーヌ川やロワール川に飛び込んでも笑われるだけですから戦いを続けます。