水彩画家・長尾周二オフィシャルブログ(SHUJI NAGAO official blog)

日本国内のみならずフランスなど欧州中心に活動する水彩画を描く画家・長尾周二のリアルタイムの活動日記。現在は一般社団法人アートシップインターナショナルの理事長として日仏を中心に活動を続けています。

水彩画家・長尾周二渓流画像
長尾周二は一般社団法人・アートシップインターナショナル理事長、ARTEC(欧州造形美術振興協会)会員として、日本のみならずフランスなど欧州においても活動を続けている国際作家です。
 
イベント情報
『KOKORO JAPON展』開催
フォモンタン・ミュゼマタ(フランス・ロワール地方)
2024年10月21日(月)~10月27日(日)
主催:(一社)アートシップインターナショナル
協賛:ARTEC(欧州造形美術振興協会)
後援:在仏日本大使館(外務省)
詳しくは下記のページをご覧ください。


今月の国内イベントのお知らせ
今月(2024年10月)は「坂本宿蚤の市」および「本部併設ギャラリー」はお休みします。またのご来場をお待ちしています。
※なお旧松井田西中学跡地に開設の芸術施設「MYUSEE 松井田」は閲覧可能な作品はご観覧いただけます。

当サイトでお気付きの点等がございましたら直接画家・長尾周二氏にお問合せをお願い致します。

2011年09月

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二・旅行記写真110929
東京芸術大学には良く遊びに行きました。
特に美術学部長を歴任された後、芸術振興財団理事長に就任されてからは音楽学部が有る敷地内に芸術振興財団事務所が在り呼ばれる事が度々でした。

小池岩太郎先生はインダストリアルデザインのGK(小池グループ)の創設者であり日本のインダストリアルデザインに大変貢献された先生でも有ります。

私が若い頃親しくして頂いた緒先輩の中でも秀でて心の大きい先生でした。

芸大に呼ばれると帰りには上野や鶯谷の料理屋で必ず一杯お酒をご一緒するのが常でした。私は余り呑めませんが先生との一時はとても楽しい思い出です。

室町時代の伝元信作品を鑑定して頂いたり(室町時代の逸品との結果でした。)日本が未だ中国と国交樹立以前に中国に留学したいと言う学生の為、平山先生を紹介して頂き中国の美術大学に留学する事が出来ました。
思い出は数多く有ります。

私が美術予備校を経営して居た時、パンフレットに推薦文迄書いて頂いた程可愛がって頂きました。
(先生は公明正大で自分の子供でも不合格にした位です。)
先生の水彩画は素晴らしい作品で何点か私の宝物として持って居ます。

そんな先生でも生涯で心残りな事が三つ有ると晩年語って居た事は心の中に刻んで居ます。

もう一度逢いたい素晴らしい先輩でした。

クリスチャンで有られた先生は天国で天使と共に何を語っていらっしゃるのでしょうか?

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二・作品写真110928
「お陰様で、最近では完全にイギリスでの日本アニメファン業界のトップ音楽家になってしまいました。
ロンドンの日本文化イベントでも必ず呼ばれるし、最近はまだチャリティイベントがよくあるのでバンバン声がかかってきています。
CDもイベントに行けば演奏してるだけで100枚くらい一般の人が買っていくし、結構恐ろしいことになっています。
長尾さんのアドバイス通り名刺作って、帽子もいつも被ってるお陰でしょう!」

以上のメールを頂きました。昨年、シャトーボガールでの企画展のベルニサージュでヴァイオリンを演奏して頂いた公臣(マサオミ)さんからの近況報告です。

写真は描いていて買って頂いた作品120号です。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二・旅行記写真110924
先ず日本からピアニストの赤松真理御夫妻がいらっしゃいました。
入れ違いの様にアフリカからゴゼさんが滞在中です。
インターナショナルなアーティストが常に御客様でいらっしゃいます。
来週はスペインからの来客が有るそうです。

フランスの罰金が来ました。しかも立て続けに二度も。
日本でもスピード違反をオービスで写真を撮り違反切符を送って来ますよね。フランスでも同様に来ました。
しかし、違反内容は50キロ制限の所58キロで8キロオーバー、90キロ制限の所93キロで3キロオーバーです。
10キロオーバーは仕方無いですが3キロと8キロオーバーでもしっかり罰金が来ました。
ま、日本と同様にチョイ、オーバーは大丈夫かなと軽く考えて居たのが大間違いでした。
フランスでも経済が悪く税金が値上げされました。又オービスも随分新設されて居ます。税収アップの為には何でもやるぞと言った感じです。フランスで運転する際はチョイ、オーバーでもダメです。
私の一ヶ月分の食事代金が消えました。

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水彩画家・長尾周二・旅行記写真110919
シュウジからモリノフに向かう途中に小川の横に庭園が有ります。
其処には橋が架かっていて蔦が紅く為っています。その先の庭園には薄紫の野菊が今を盛りに咲いていました。
余りにも美しいので先ず40号に野菊を描きました。
次の日から120号に橋と小川の風景を描き始めました。
庭園を手入れしている人にいつもの様に挨拶するとモリノフの展覧会で作品を買って頂いたお客様でした。
二日目に全体像が描けた時点で作品購入依頼が有りました。
その後完成して作品を納めに御伺いすると庭園が眼下に見えるとても美しいシャトーでした。室内もアンティークに囲まれた落ち着いた雰囲気でその中の一室に120号の作品を飾って頂けるそうです。
水彩画がとても好きだそうでコレクションも見せて頂きました。
偶然にが幾つも重なっての事だと思いますが大変有り難い事です。後日又御伺いする約束をして後にしました。

勿論モリノフの展覧会も盛況の内に終わりました。
写真は関係者と一緒にディナーを頂いた時の風景です。何よりも新しい友人が増えた事が一番の収穫でした。

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水彩画家・長尾周二・作品写真110916
私がトヨタ系セントラル自工デザイン課を退社した後画塾を東京都日野市のアトリエで始めました。銀座で毎年個展を開催し画業にも励んで居ました。
同じ町内に住んでいらっしゃった出水先生の紹介で小島善太郎先生と出会いました。
当時未だ24、25歳だったと思います。

又、美術評論家の植村鷹千代先生とも親交が有り二度ヨーロッパ旅行を御一緒させて頂きました。
度々百草園のアトリエを訊ねてParis時代の話や愛弟子が若くして亡くなった話などお伺いしていると益々先生が好きに為り、私が主宰する聖蹟桜ヶ丘の美術予備校にも来て頂き芸術家の卵の作品も講評して頂きました。

今、滞欧五年目です。先生との親交を思い出しながらフランス・ロワールで文章を書いています。

その後小島善太郎美術館建設の話が八王子市や日野市青梅市で持ち上がって居たのですが様々な問題が有り進んで居ませんでした。
八王子市の話は新藤先生にお聴きし、日野市は当時の市会議員議長から青梅市は善太郎後援会長からお聴きしました。
最終的に青梅市市長と植村鷹千代先生との会合をセットし美術館建設が決まりました。
公的機関が個人美術館を建設する前例が無かったので小島善太郎美術館が全国初の事でした。

その後は皆さん御承知の通り全国にです。
当時の青梅市市長は議会は私に任せて下さいと英断し植村鷹千代先生も全面的に後押しをして頂いて建設に至りました。
美術館建設記念展も銀座ミキモトギャラリーで支配人の小林さんにお願いし開催しました。

未だ28歳の若僧でしたが志が有れば叶うことを体験させて頂きました。

先生の作品で村の子供は依頼を請け買い戻しに行った事や展覧会作品の額縁を銀座古径にお願いした事、美術館建設記念図録のネガは私が保管して居る事等も懐かしく思い出されます。

あれから30年以上経ったのですね。

今日も40号を描いて次の作品の構想を練って居ます。
あの激しい烈火の如く小島善太郎を思い出しながら記しました。

最後に
「君、 画を描きたまえ!」
直立不動で二回に渡、檄を頂きました。

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水彩画家・長尾周二・旅行記写真1109131
水彩画家・長尾周二・旅行記写真1109132
フランスでも招待作家としてモリノフ庁舎ホールでの展示と為りました。モリノフのアートフェスティバル展示会場は8会場有ります。
ロワール地方では知名度も高くテレビ放送も入ったそうです。
作家はフランス国内は勿論海外作家も参加しているインターナショナルなイベントでした。

会場はチャペルやホテル、村のイベントホール等で写真家、彫刻家、画家と参加者も多岐に渡って居ます。各々その道のスペシャリストで村の文化祭的な作品は無く見応えのある作家が揃って居ました。

会場では「シャトーボガールの企画展覧会で見ましたよ」とか、
「ブラッシュ市の企画展覧会を見ました」と声を掛けて頂いたり、
「おめでとうごさいます、とても素晴らしい作品です」
とお誉めの言葉を沢山の人々から頂きました。

プレスの取材や写真撮影も二件有りました。

作品を購入して頂いたり東日本大震災のチャリティーボックスに寄付をして頂いたりで皆様の温かい気持ちを多数頂きました。

本当にありがとうございます。

来週の土日も続きます。

写真はベルニサージュ風景です村の人々が全員集まったのかと思う位の人数でした。200人位はいらっしゃったと思います。

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水彩画家・長尾周二・旅行記写真1109101
水彩画家・長尾周二・旅行記写真1109102
モリノフの展覧会準備をして来ました。
庁舎ホールと言ってもさほど大きな部屋ではなくてこじんまりした部屋です。
それでも作品を展示しているとウキウキしてきます。

新しい出会いと作品を見て頂ける機会を与えて下さった事に感謝です。
勿論東日本大震災のチャリティーも続けます。

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水彩画家・長尾周二・旅行記写真110908
ブロァの西25キロ位の場所にMOLINEUF(モリノフ)が有ります。とても小さな村ですが牧場に囲まれたのどかな所です。

その村のMAIRIE(庁舎)ホールで私の作品展が企画されて居ます。会期は9 月10日11日と17日18日の4日間 で午後2時から7時までです。此の村も招待作家として招いて頂きました。

今、その出品作品を選んで準備をしています。

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水彩画家・長尾周二・作品「ロワールの花壇の花」写真
花壇の花を描きに行ったのですが咲き誇っていた花の一部は枯れ始めて居ました。
午後は雷鳴と共に雨が降り季節の変わり目を感じさせる一日でした。

此の地方は夏が終わると一気に冬が来る感じです。未だセーターは要りませんが朝夕は12度近くまで下がります。

写真は午前中に描いた花壇の花です。

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