水彩画家・長尾周二オフィシャルブログ(SHUJI NAGAO official blog)

日本国内のみならずフランスなど欧州中心に活動する水彩画を描く画家・長尾周二のリアルタイムの活動日記。現在は一般社団法人アートシップインターナショナルの理事長として日仏を中心に活動を続けています。

水彩画家・長尾周二渓流画像
長尾周二は一般社団法人・アートシップインターナショナル理事長、ARTEC(欧州造形美術振興協会)会員として、日本のみならずフランスなど欧州においても活動を続けている国際作家です。
 
イベント情報
『KOKORO JAPON展』開催
フォモンタン・ミュゼマタ(フランス・ロワール地方)
2024年10月21日(月)~10月27日(日)
主催:(一社)アートシップインターナショナル
協賛:ARTEC(欧州造形美術振興協会)
後援:在仏日本大使館(外務省)
詳しくは下記のページをご覧ください。


今月の国内イベントのお知らせ
今月(2024年10月)は「坂本宿蚤の市」および「本部併設ギャラリー」はお休みします。またのご来場をお待ちしています。
※なお旧松井田西中学跡地に開設の芸術施設「MYUSEE 松井田」は閲覧可能な作品はご観覧いただけます。

当サイトでお気付きの点等がございましたら直接画家・長尾周二氏にお問合せをお願い致します。

2013年10月

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二131029
東京では友人の阿佐ヶ谷美術専門学校の理事長やパリコレ22年続けている倫周さんと久し振りの再会を果たし楽しい一時を過ごしました。名古屋の友人を訪ねた後近鉄特急で大阪難波に向かう車中でリチャードさんと出合いました。
彼はスエーデン人でビジネスマンとして初めて日本を訪れ明日帰国の途に付くそうです。若い時にプロダクトデザイナーだったそうで私もトヨタ系のカーデザイナーを経験していますので話が弾みました。家族の事、スエーデンの風景の話や日本の食文化、家庭料理の話まで大阪に着くのがあっという間でした。勿論名刺を交換して別れました。
5才と8才のお子さんがいらっしゃるそうですからカバンの中に有ったクマモンの小さなぬいぐるみをプレゼントしました。
倫周さんのデザインしたマージくんも入って居たのですがクマモンは今や世界的に人気が広がって居るそうですからクマモンにしました。
マージくんも素晴らしいキャラクターですから私の友人に見せたいと思って居ます。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二131022
長年現場に立ち風景画を描いている私が感じる事は、絵を描く事は勿論、その国や街の問題点や素晴らしい事もその場所に行く事によって感じられます。
そうした情報を得るにはその場の人々と親しくする事が大切です。

先ず挨拶から始まります。美味しい食事が出来る店を探すのも絶景の場所も地元の人から教えて頂いた情報が確かです。

そうした旅を長年続ける中で友人が出来ます。

今回は北海道で友人を訪ねる旅を続けて居ます。

今回、特に感じた事は想像した以上に限界集落と言われて居る町や村が全国的に多い事です。

国や県の補助金や借金で建てた温泉施設、立派な公共施設、勿論採算は取れず赤字。市街地の区画整理事業は結果的に住んでいる住民の税負担が増えるだけ。或る街は区画整理の結果その街から逃げて更に人口が減少したとか。

行政に係わる長は私を捨てる事が基本ですが親族や周りの取り巻きの利益誘導の為に奔走し、結果的に住民の税負担が増え暮らしが立ち居かなく為ってより疲弊し最後は町や村を捨てざるを得なく外に出て行って居るのが現状です。その最たる例は夕張市です。
そうした地域こそ住民の生活が成り立つ産業や活動を地道に他人や国の懐を充てにせず行う事が最も大切だと思います。

この夏イタリア・グビョウ市にARTEC展で3週間滞在し感じた事は正にそうした努力を目にしました。これでもかと行事や企画を粛々と行って居ました。
経済が最悪、政治はマフィアと繋がり教育もとイタリア在住の友人が今世紀中にイタリアが良くなる事は無いと話して居ましたがそうした努力は必ず形に成ると確信しています。

北海道の道を走って居ると想像した以上に廃屋や空き家が有ります。オホーツク海を見ながら海岸線を走ると街毎に立派な温泉施設や海浜公園が整備されています。しかし海岸線にはゴミの山で流木は勿論、漁具にプラスチック、目を覆いたくなる光景が続いて居ます。私が北の大地で絵を描きながら回って居た時より信じられない位、海岸線は汚れて居ました。
その事が全てを物語っています。
100年先200年先を見据えたビジョンが無いその場しのぎの行動や思考は残念で有りません。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二131019
羽田空港から飛び立ちましたが引き返す事も有りますと条件付きでした。幸い台風はそれて無事到着しました。
東京は30度、真夏の暑さでした。北の大地、新千歳空港は4度で山や峠は雪でした。幸いフランスから飛び立つ時に冬の装いでしたから寒さは問題有りませんでした。
札幌で一泊して上川町に向かいました。旭川市を過ぎる頃には一面銀世界で紅葉とのコントラストがとても美しく列車の車窓から、日本の秋の美しさに感動し旅を続けました。
一夜明けて丘の上で大雪山を描きました。明日も紅葉を描きたいと思って居ます。
旭川市から上川町に向かう途中にあるギャラリー木創舎ゲンにオーナーの太田さんを訪ねました。10年振りの再会です。彼は木を使った造形作家です。
煉瓦造りのギャラリーはヨーロッパの雰囲気が有る素敵な建物です。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1310121
ロワールの友人、中台まほさんが世田谷に廃校に為った校舎を利用した文化施設が有ると教えて頂いて訪れました。
最初に世田谷美術館で開催中のアンリ・ルソーと素朴派アウトサイダーズの世界展を見て来ました。

美術館を後にして歩き始めた時にピクニックランチボックスの販売パンフレットを頂きました。
買って食べるととても美味しいフランス料理でした。(写真下)
水彩画家・長尾周二1310122
昭和女子大学現代教養学科の学生さん逹が提案しSeTaBi Cafeさんが作り販売されていました。

写真(上)のお嬢さんは佐藤さん久保木さん前野さんです。
食べた後にお話を伺いお弁当の話を聞かせて頂きました。挨拶から出会いが始まり人生が豊かに為ります。機会が有れば又お会いしたいですね。

その後世田谷ものづくり学校を見学して来ました。
廃校に為った校舎を利用した文化施設です。
芸術家や起業家が此処からビジネスに繋がる活動をして居る拠点です。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二131011
最高気温が16度のロワールから30度、真夏の様な東京に帰って来ました。

Parisド・ゴール空港からコペンハーゲン経由で成田空港に到着しました。

歩くだけで汗ビッショリ、ロワールのコスモス畑で心行く迄制作して居た事が嘘の様な暑さです。
秋の装いでしたから大変です。上着やコートは勿論、只の荷物に為りました。
約30キロのカバンとリュックサックを持っての移動ですから下着までビッショリです。
旅行カバンには衣類は殆んど入って居ません。当然買い足さなくては為りません。しかし、夏の衣類は!困った物です。

早速画材店に行って一通り揃えました。四国に帰れば画材も有るのですがこの後、北海道に行く予定ですので紅葉を描きたく揃えました。絵の具と筆は一級品ですがパレットは百均で買いました。
日本での活動が始まりです。
作品はロワールで描いたコスモス畑の風景です。

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水彩画家・長尾周二131007
帰国前の日曜日、勿論趣味の蚤の市巡りです。今日も夜明けと共にインターネットで調べた会場に向かいました。何年間か滞在すると何処の蚤の市が出店が多いとか分かって来ます。
画家の心境として新しい町に向かう楽しみも有ります。
帰りの旅行カバンは自分の作品と骨董品でいっぱいです。肌着等は殆んど入っていません。

今回は西に10キロ走った街で開かれ居ました。機会有る毎に見ていると業者とも知り合いが出来て来ます。
一般出店者に混じった業者は出物も販売している場合が有りますから見逃せません。
今回は油絵作品を買いました。もう全てお金を使い果たして食事代金も残って居ません。馬鹿とか言い様の無い行動ですが逃すと二度と手に入らない事は良く分かって居ますので購入しました。
写真はコレクションの一部です。自分の作品が売れたお金で買い貯めて居ます。たまに美術館クラスの作品が本当に安く手に入る事が有ります。今回の作品もそれに準ずる作品です。少し傷みは有りますが素晴らしい作品で有る事は間違い有りません。
特に絵画作品は毎日描いて居ますから良く分かります。しかし一度、さほど古く無い作品で写真の上にメデュムを塗った作品には騙されました。コピーは虫眼鏡で見れば直ぐ分かります。写真はもっと慎重に見ないと分かりにくいです。年齢的に老眼になり自分の好きな絵柄だった事と小さい作品で余り確認をせずに買った作品です。帰ってから虫眼鏡で確認するとコピー作品でした。ま、10ユーロでしたから額縁を買ったと思えば納得です。
プリント作品でも価値の有る作品も有ります。メゾチントや大理石を使ったリトグラフです。
機会が有れば私の作品とは別にコレクションも見て頂く機会が有ればと思って居ます。

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水彩画家・長尾周二131004
シュウジの郵便局に小包を取りに行った帰り、駅前の公園でクルミを拾って来ました。
その公園には大きなクルミの木があります。
未だ誰も拾って居ない様でビニール袋一杯拾う事が出来ました。
秋が来るとクルミの木を見付けては拾って車にストックして置き、おやつ代わりに戴いて居ます。
今年春、スペインに行った際に友人のロシア人画家にプレゼントしました。
ベジタリアンの彼は大変喜んで下さいました。
と、云うわけで秋の味覚の収穫を楽しんで居ます。

帰国を前に来年のスケジュールも決まり始めました。ブラッシュ市のギャラリー個展、パリ・マドレーヌ教会での個展、プロバンス・ガロさんのギャラリー個展とフランスでは3ヶ所で予定が入って居ます。勿論ARTECの展覧会にも出品致します。
日本でも活動を再開します。ロワールで個展をお世話した日本人画家3人と一緒に東京立川市たましんギャラリーで1月末から2週間開催します。
又、日本各地でARTECの展覧会を企画中です。
正式決定した会場も有りますが日程が近くなりましたらブログでお知らせしますので是非ご覧賜れば幸いです。
イタリア・グビョウで親しく為った美術協会のメンバーの作品も何れ日本で発表したいと企画中です。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二131001
Parisで個展を開催されている阿部アヤさんのベルニサージュにお伺いしました。
たましんギャラリーの関口さんの紹介でARTEC会長のフランソワーズ イカールさんと一緒に拝見しました。
作品も素晴らしいのですが作家の人物像も大変素晴らしい方だと会長も絶賛していました。
作品は日本画の技法で描かれて居ますが古典技法をベースに現代感覚で制作されて居ます。
斬新なアイデアに富んだ意欲的な作品群と為って居ます。
さすがに関口さんの一押しの作家です。

Paris迄の200キロが苦に為らなかった事は言うまでも有りません。

写真はコスモス畑で描いた50号の作品です。
明日も制作に出掛けたいと思って居ます。

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