水彩画家・長尾周二オフィシャルブログ(SHUJI NAGAO official blog)

日本国内のみならずフランスなど欧州中心に活動する水彩画を描く画家・長尾周二のリアルタイムの活動日記。現在は一般社団法人アートシップインターナショナルの理事長として日仏を中心に活動を続けています。

水彩画家・長尾周二渓流画像
長尾周二は一般社団法人・アートシップインターナショナル理事長、ARTEC(欧州造形美術振興協会)会員として、日本のみならずフランスなど欧州においても活動を続けている国際作家です。
 
イベント情報
『KOKORO JAPON展』開催
フォモンタン・ミュゼマタ(フランス・ロワール地方)
2024年10月21日(月)~10月27日(日)
主催:(一社)アートシップインターナショナル
協賛:ARTEC(欧州造形美術振興協会)
後援:在仏日本大使館(外務省)
詳しくは下記のページをご覧ください。


今月の国内イベントのお知らせ
今月(2024年10月)は「坂本宿蚤の市」および「本部併設ギャラリー」はお休みします。またのご来場をお待ちしています。
※なお旧松井田西中学跡地に開設の芸術施設「MYUSEE 松井田」は閲覧可能な作品はご観覧いただけます。

当サイトでお気付きの点等がございましたら直接画家・長尾周二氏にお問合せをお願い致します。

2014年02月

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二201402261
九州に着いてからは温かい日が続いています。体調も良くなり渓流作品の制作も順調に進んで居ます。
温泉も入浴料200円で入れる公衆温泉で楽しんで居ます。
困った事に日本のご飯がとても美味しいので体重計が壊れたかと思う位、太りました。帰国したら毎年太って帰ります。況してや九州何を食べても美味しい料理で困ってしまいます。
風景も春の訪れを待って居た様に菜の花も咲き誇り黄色いジュウタンに為って居ます。
さて日本滞在も残り少なく為りました。
3月末にはパリに向けて飛び立ちます。今年はフランスでも忙しい日程と為ります。
こちら九州は明日からは空模様が下り坂だそうで何処で過ごそうか思案中です。
水彩画家・長尾周二201402262
渓流作品は50号帰国してから既に13枚描きました。何枚描いても良くなって居るのか悪く為って居るのか分かりません。今年は日本の渓流作品とフランスの花の有る風景作品で展覧会を開催したいと思って居ます。
そうした理由で渓流作品を制作しています。フランスに有る渓流作品を含めると展覧会には間に合いますが未だ納得の行く作品が出来ません。
残された日時を大切に制作に励みたいと思って居ます。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二20140225
春の訪れをいち早くお届けします。
ソメイヨシノは未だ咲いて居ませんが桜の花が咲いて居ましたので描きました。此所は芦北町御立岬です。不知火海を望める半島で、何度か来て居ます。
日中は上衣も要らない位温かくとても過ごしやすい一日でした。

高松からフェリーで宇野に渡り岡山より国道2号線を西に走り関門トンネルをくぐり抜け九州に着きました。途中何泊かしながら今度は3号線を走り熊本に来ました。
温かい九州で制作する事は身体には楽です。
50号の渓流も描きましたが沢蟹も出て来ました。
阿蘇には雪が残って居てやまなみハイウェイは冬タイヤが必要で避けて来ました。
何日間か滞在し春の風景を描きたいと思って居ます。

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水彩画家・長尾周二140219
50号のパネルを積み高松から塩江に向かい讃岐山脈を目指しました。雪で寒い日々が続きましたが今日は温かい一日でした。
郷東川を遡り絵になる場所を探しながら車を走らせました。
何ヵ所も川原に降りて構図を探しました。
パリ、マドレーヌ寺院個展に向けての制作です。
弟宅に滞在中ですが渓流の絵は少し飽きて来たと部屋に掛けて居る作品群を見て弟が話して居たのでブログ掲載も今回は瀬戸内海の風景にしました。

紙は島根県三隅町で買った石州和紙を使いました。紙の地を残しながら表現する事にチャレンジしていますが水彩紙の白さよりは柔らかい地肌が醸し出す独特の絵肌に為りました。
今後もチャレンジしたいと思って居ます。

実は目が衰えて居ます。長年の車上生活と野外での写生で目が衰えて居ます。勿論、加齢に因る事も有りますが強い紫外線を浴び続けた事も大きな要因だと思って居ます。紫外線用のサングラスも常備していますが仕上げにはサングラスを使いません。友人が目薬やサプリメントを薦めてくれて使って居ますが・・・!!
目が見えなく為ってもと野外での制作を続けて居ますが、心配は拭い去れません。
日本の空は湿度の関係か然程でもありませんがフランスやスペインの日射しはとても強いです。その分、色彩が躍る様に輝いて居ます。晴れた青空の下で制作する喜びは何物にも代えられません。
日本でも日射しの出て居る日を好んで出て居ます。
ま、絵馬鹿と言った処でしょうか!

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水彩画家・長尾周二1402152
四国高松に居ます。毎日寒い日が続き渓流の制作が疎かに為って居ます。もう少し気温が上がればと待って居ます。そうした中、栗林公園に行って来ました。数年前にも苦言を呈しましたがなぜ?と思わざるを得ない事を続けるのでしょうか。
池の改修工事の際は所謂、土木工事的に文化財で有ることを意識もせず安易に石を真っ直ぐ並べたりある時は庭園の古木をチェンソーで何本も切り倒したりと信じられない事が続いて居ます。

水彩画家・長尾周二1402151
今回は写真の様に遊歩道をコンクリートで舗装していました。右側が本来の土を固めた道で左側はコンクリートで舗装しています。
竜安寺の石庭をコンクリートで固めて居るのと同じです。この調子だと川に飛び石が有りますが其所にも橋を架けてその先の石畳もコンクリートで固める勢いです。江戸文化の粋を極めた名庭園を何処まで傷めればと考えさせられます。
その内、園内一周のトロッコ列車でも走らせて遊園地にする所存なのでしょうね。日本の文化財に対する意識の無さには落胆せざるを得ません。
例えば大串半島先端部に在る狼煙場を元の場所から大きく動かし建物を建てました。今、その施設は閉鎖して利用すらされて居ません。
現状のまま保存し管理する事が文化財保護のいろはです。
ましてや日本庭園の中でも特別名勝と称されて居た栗林公園がこのような状態です。
帰って来る度に傷めつけ挙げ句の果てに市内の公園と同じように考えて居る管理では可哀想で仕方有りません。

時代と共に変化する事は世の常です。しかし事、文化財や文化は守らなくては為りません。栗林公園の浮き島の石をじっくり見て居ると本来ならば池の中から力強く突き出て居る様に水際の石を配してただろう石の配列が直線で台無しに為って居るのが分かります。何年間も思案し庭師が極めた美を現代人が損なうそんな事が有って良いのでしょうか?安来市に在る足立美術館の庭園と比べれば管理の差は歴然です。

弟との楽しみは山歩きです。先日、高松市内が一望出来る日山に登って来ました。標高191・7メートルの山ですが最後の山頂近くはとても険しい山でした。其所からの眺望は高松市内、瀬戸内海も望めます。
今度はどの山歩きをしようか話し合って居ます。

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水彩画家・長尾周二140210
展覧会最終日、東京で雪が舞って居ました。弟から借りた軽四はノーマルタイヤです。四国高松に向かうには先ず箱根山か御殿場の峠を越えなければ為りません。2月4日の雪で山越えが出来るかが問題でしたが箱根山は一部冬タイヤが必要な場所が有るとの情報で246号線を選び6日に走り抜けました。山や畑には雪が残って居ましたが幸い道路は問題有りませんでした。その日は静岡県袋井市に在る南欧料理ピエーノを経営するオーナーシェフの鈴木さん宅に泊めて頂きました。
フランスで出合いフランソワーズさん一家が来日した際にもお世話に為りました。名古屋の知人と会った後は1号線で京都、大阪を目指しました。7日、鈴鹿市から峠越えの際、午後3時で氷点下0度でした。
ラジオニュースを聞いて居ると大雪警報か出て居るとの事です。たとえ数センチでもノーマルタイヤでは走れません。京都に入る頃には道路掲示板にも大雪警報が出て居ると有りました。京都南から高速道路を走り神戸三ノ宮を目指しました。夜、9時頃到着しましたがその時には雪が降りだしました。此所からはジャンボフェリーで高松港を目指します。
8日深夜1時出発です。
出発まで時間が有るので三ノ宮駅前まで食事に行って来ました。勿論、雪で芝生は真っ白に為って居ました。雪で走れ無くなる事も想定しホテルで泊まる覚悟もしました。
無事高松に着いて弟宅に着いたのは早朝5時半頃です。一眠りして外を見ると真っ白で高松も3センチの積雪が有りました。東京は記録的な大雪でしたから間一髪と言った感じです。
フランスとの連絡も有り美術館との打ち合わせが必要で高松に来ました。その顛末がこのブログです。

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水彩画家・長尾周二140205
たましんギャラリーでの展覧会が二週間の会期を終わりました。
最終日は雪が舞う中での撤収と為りました。
会期中は多摩信用金庫理事長を始め友人知人を含め400人以上の来場者が有りました。御高覧頂き本当にありがとうございました。
館長始めスタッフの皆さんには大変お世話に為りました。メンバー共々感謝申し上げます。
来年も企画して頂いて居ますので新作を発表出来る事を糧に頑張りたいと思います。

絵画作品は平面の中に作者の想いやメッセージ、作家の技量や生き様、詩や音楽、思想や哲学迄表現されて居る場合が有ります。当然、観賞する側の感性を刺激し感動やメッセージを感じる事が有ります。
絵を読むと言った表現も有りますがそうした事が含まれて居るからだと思います。
青年の時に感じた事と現在感じる事が違う場合も有ります。正に自分の鑑識眼が成長したからとも言えます。10年前でしょうか美術教育に携わって居る友人が私の作品を買って頂いて、その後一年半経って良い絵だねと電話して来ました。どうしたの?と訪ねると桜島の向こうから差し込んでいる光と共に空気を感じて感動したとの事でした。毎日見て頂いて居るプロの方でもそうした事が有ります。技量や色彩でも無い言葉では言い表せ無い良さは観賞する側の眼力や心の教養さえも求められます。
ですから私は美術館や博物館で秀作に日頃から馴れ親しんで居ます。
そうする事で自分に鼓舞し日々制作に励む克てとも為って居ます。
四国に向かいパリのマドレーヌ寺院個展に向けての制作に取り組みたいと思って居ます。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1402031
四国・高松市の歯アート美術館の企画展(2015年1月~2月)打ち合わせをフランスと始めて居ます。
フランス側から15名30点日本人アーティスト5人10点予定で進めています。
水彩画家・長尾周二1402032
写真の様に瀬戸内海に面したとても美しい景勝地です。現代フランス作家の作品と日本人アーティストを交えての企画展です。

又同時に東京立川たましんギャラリーでも2015年1月8日〜2月3日迄同時に開催予定です。

2015年3月14日〜26日
名古屋市中川区に在る小さな美術館かじたにも巡回します。

日本とヨーロッパの違いで、もしブランド品の偽物を持っていて日本の空港で偽物のブランド品は没収と為ります。フランスの場合は偽物のブランド品を買って持っている人が罰金を払います。
騙される方と騙す方どちらが悪いと言われれば日本は即座に騙す方が悪いと答えそう教えられて居ます。ヨーロッパでは騙される方が悪いと教えられて居ます。
長年、騙し合いが当たり前の文化では当然そうなります。
日本もオレオレ詐欺や騙す方も西洋化して来て居ますので騙される方が悪いと言った意識に切り替える必要が有る時代かも知れません。

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