水彩画家・長尾周二オフィシャルブログ(SHUJI NAGAO official blog)

日本国内のみならずフランスなど欧州中心に活動する水彩画を描く画家・長尾周二のリアルタイムの活動日記。現在は一般社団法人アートシップインターナショナルの理事長として日仏を中心に活動を続けています。

水彩画家・長尾周二渓流画像
長尾周二は一般社団法人・アートシップインターナショナル理事長、ARTEC(欧州造形美術振興協会)会員として、日本のみならずフランスなど欧州においても活動を続けている国際作家です。
 
イベント情報
『KOKORO JAPON展』開催
フォモンタン・ミュゼマタ(フランス・ロワール地方)
2024年10月21日(月)~10月27日(日)
主催:(一社)アートシップインターナショナル
協賛:ARTEC(欧州造形美術振興協会)
後援:在仏日本大使館(外務省)
詳しくは下記のページをご覧ください。


今月の国内イベントのお知らせ
今月(2024年10月)は「坂本宿蚤の市」および「本部併設ギャラリー」はお休みします。またのご来場をお待ちしています。
※なお旧松井田西中学跡地に開設の芸術施設「MYUSEE 松井田」は閲覧可能な作品はご観覧いただけます。

当サイトでお気付きの点等がございましたら直接画家・長尾周二氏にお問合せをお願い致します。

2014年05月

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二140530
昨年はシャトーボガールの畑が一面赤いポピーとアザミそして白いマーガレットが次々と咲き誇り最初の菜の花からだと約二ヶ月以上毎日通って描きました。
そのココリコを今年は近くの農地200坪位の畑が一面被われて居るので制作していました。
しかし飽きたらず昨年の地平線迄紅く染まった風景は無いのかと探して居たのですが遂に見付けました。此所から約30キロ先ですが見事な風景です。小麦畑が紅く染まって居ます。小麦の種子にココリコが混ざって居たのでしょう農家の方には申し訳ないのですが素晴らしい風景が出来上がって居ます。その上畑の一部に矢車草の青紫が咲いて居ます。
写真の作品はこの場所で一作目30号ですが今日は80号を描き始めました。9時間掛けて粗全体を描き終わり明日仕上げます。
昨年も友人の上森さんと一緒に何日も描きましたが今回も通いつめる事に為ると思います。
近所の方がこんなにココリコが咲き誇って居る畑は初めて見ましたと話して居ましたから偶然の産物だった様です。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二140530b
お住まいは同じCHOUZYに住んでいらっしゃいます。
お名前はレミィ&フランソワーズさんです。
朝、ポピーの花を描いて居ると声を掛けて頂きお宅に招いて頂きました。
水彩画家・長尾周二1405272
ご主人のレミィさんは82才で奥様のフランソワーズさんも79才だそうです。とても若々しく何時も畑仕事をして居てそんなにご高齢だとは思いもよりませんでした。若い時の写真は本当に美男美女でした。ベトナムで仕事をした事が有るとかセイロンやインドネシアを旅した事が有るとか殆どフランス語が話せないにも係わらず理解出来ました。
二階の部屋に蚤の市で買ったアンティークをコレクションして居て興味深い品々が並んでいました。
こうして親しくして頂く事は心豊かに為ります。
お宅のガーデンに咲いて居る花を描かせて頂きました。
私の個展にも来て頂けるそうです。

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水彩画家・長尾周二1405261
個展が来月に迫りお金も余り無いので蚤の市も控え目です。しかし今日は掘り出し物がザクザクでした。
写真(下)の作品勿論真筆でパリの蚤の市でも100ユーロ以上はする物が何と5ユーロ。又、サムホールサイズの風景画デッサンこれも1900年物で確かな作家が描いた作品です。更に織物で絵にしている4号サイズの作品二点。一年間走り回っても中々手に入らない良品が安価でしかも四点も、ですから止められないですね。
水彩画家・長尾周二1405262
実は早朝出掛けるつもりで車をゲートから出す時にロワール川に霧がかかり幻想的な風景でしたので堤防に車を停めて朝日が登るロワール川を一枚描きました。その後近くの街でしたから楽しみで見て回るつもりで行きました。約200軒のブースが出て居て三軒の店で見つけました。もしこちらのプロが見て居れば必ず仕入れる商品です。マダムも絶賛の購入でした。
これ等は日本に持ち帰りますから皆さんの目に触れる事も有ると思います。

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水彩画家・長尾周二1405251
6月20日〜7月6日迄ブラッシュ市のVielle Halleで個展開催致します。その案内状が届きました。ブラッシュ市の新市長から早く案内状を届けて欲しいと連絡が有りましたので早速庁舎に届けました。案内状が出来ると心も引き締まり最後の準備にと思って居ます。
昨日ブラッシュ市に住む円さんに会ったら今年は仕出しの仕事が入って居るとの事で残念です。例年、巻き寿司等の日本料理の仕出しをお願いして居ました。
水彩画家・長尾周二1405252
モスクワからマダムが帰って来ました。
モスクワは36度有ったそうで真夏です。ロワールはまるで冬の様で寒いとセーターを羽織って居ました。モスクワの展覧会は盛況でオープニングパーティーには大使館や文化庁の関係者も駆け付けたそうです。しかし、作品が4日遅れで到着。オープニングパーティーには間に合わず作品写真をプリントし代用したそうです。作品が届いてから再度パーティーを開催したとか。先ずは一安心です。
街は素晴らしいと話して居ました。

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水彩画家・長尾周二1405231
近所付き合いは大切ですから必ず挨拶をしています。私がマダムの館にお世話に為って居ることは皆さんご存知です。良く花を描いている事も知って居て畑で育て居る花を頂きました。
普段は切り花は描きませんがご厚意に感謝して昨年は個展会場で描きました。
朱色と黄色白のユリは見事に生けられて居ました。
早速花瓶に菖蒲の花を生けました。
寒い日々が続いて居ましたが昨日からこの季節らしく為りました。陽射しが強くて顔は真っ黒、日本人からも日本人に見てくれません。
毎日野外で写生していますから仕方有りませんね。
今日は50号を1日かけて描きました。
何枚描いても納得の行く作品に仕上がりません。ブログに掲載した作品でも気に入らなくて破り棄てたのも多々あります。目眩がする位頑張っても中々前に進みません。
10年前の作品と比べても果たして良くなって居るのやらと言った感じです。
確かに難しいですね。

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水彩画家・長尾周二140517
雨が降っても雷でも毎日野外で写生しています。やっと昨日から雨が止みました。数日間雷と雹混じりの雷雨が続居て青空に為りました。しかし風が強くて花の写生はには嫌な天気模様です。昨日は朝から夕方6時半まで30号で描いているアイリスと格闘しました。アイリス畑のオーナーも雷雨の中や風の強い日にも通って描いているのには呆れて居る様子です。
勿論敷地内に立ち入る事は承諾の上ですから問題は有りませんが。
雨の日は車のリアドアを開けてその下で描いています。それでも雨風で中断される事が有りますがその時は車の中で待って居ます。
待って居れば風が弱まったり雨が止んで描けます。
今日の朝は80号2枚パネルに水張りをしています。それが終わればポピーを描きに行きたいと思っています。

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水彩画家・長尾周二1405131
毎日書類を作ったり作品を梱包し直したり写真のトランク3個口114キロを私の車に積んでシャルルド・ゴール空港に向かいました。私の車でさえリアドアがトランクがはみ出し閉まらない位のトランクです。朝6時起きでパリに向かい先ず空港の通関事務所に分厚い書類を届けその後カーゴに届けました。さすがに業者はフォークリフトでなんなく運びました。積み込む時の大変さは何だったんだろ?と思いました。
水彩画家・長尾周二1405132
ロシアの国内事情は友人のロシア人画家から聞いて居ましたから然程驚きはしませんでしたが通関事務所に提出した書類を見て驚きました。作品写真を始め全ての作品リスト等添付書類が週刊紙位の分厚い書類に為って居ました。

カーゴで受け渡し書類を受け取り通関事務所に帰って作品搬送は終わりました。その後会長からの連絡ではロシアに向かう予定の作家一人がロシア大使館の都合でビザが間に合わなかったそうですし今日、交付される予定のビザが明日に為って出発も1日遅れるそうです。今回私は作品出品しませんでしたがお手伝いはこうして出来る限りしています。

会長は世界情勢も影響しているのではと話して居ましたがそうで無くても大変な国だと友人から聞いて居ます。ま、ロシアに着いてからも大変さは続くと思います。世界情勢がどうであれ文化交流は大切だと思います。
作品がフランスに帰って来るまで気は抜けないと話して居ました。

尚私は中国に作品11点招待出品しました。

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水彩画家・長尾周二140512
シャトーMONTRE’SORも横を通った事は有りますがシャトーの中に入った事は有りませんでした。小さな街のシャトーですが街並みも素晴らしく中世の田舎がそのまま残されていて絵になる風景です。
オーナーがシャトーの内部を案内して頂きました。世界の刀をコレクションしていて日本刀も他の国々の刀と一緒に飾られていました。シャトーの内部は中世の生活そのままに保存されていて大変興味深い物でした。特に16世紀イタリア絵画や彫刻もコレクションされていて感動的な品々が身近に見られました。
そのあと別棟のお住まいのプライベート部分も案内して下さいました。コレクションの絵画や彫刻ジュウタン等目を見張る品々を見せて頂きました。
何時までもシャトーに絵を描きにいらっしゃって下さいと許可を頂きました。
拝観料を払わず中で絵を描かして頂けるシャトーが又一つ増えました。
友人も一緒に来られても良いですよと言われましたので日本からの来客が有った際にも案内出来ます。
又一つフランスに根付く要素が増えて大変嬉しく思います。
帰る間際に家族の方々もお目にかかる事が出来ました。
紹介して下さった友人にも感謝です。

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水彩画家・長尾周二140507
ブロァから北西部120キロにあるルーベルトさん宅にお伺いしました。ご自宅の庭は土日に一般開放されていてその地域では有名なガーデンです。奥様はアーティストで写真もプロフェッショナル写真家より素晴らしいセンスの持ち主です。約2000坪のガーデンはイギリス風とフランスをミックスした物と解説して下さいましたが隅々迄行き届いたセンスでの手入れは頭が下がる思いの光景でした。お二人の話で4月5月6月7月は毎日ガーデンの手入れで大変だそうです。ガーデンの奥には果樹園があり其所には羊も飼って居ました。
息子さんが九州福岡でギャラリーを営んでいてご夫妻も何度か日本を訪れた事が有ると話して居ました。
日本で撮った写真も見せて頂きましたがそのセンスは驚くほど素晴らしく私達日本人でも見逃すアングルの写真には見いってしまいました。
私もこのガーデンで一枚描かせて戴きました。日本の草木も有りました。
牡丹や枇杷、楓の木も有りました。
何時までもいらっしゃいと言って頂き又の再会を誓って後にしました。

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水彩画家・長尾周二1405061
Parisのギャラリーでたましんギャラリー館長からの紹介して頂いたオーナーにARTEC会長と一緒にお会いして来ました。こうして交友関係が増えて行くことは人生が豊かに為ることと同じで大変嬉しい事です。ありがとうございました。
水彩画家・長尾周二1405062
Parisの5月は花で飾られ街が華やいで居ます。ルーブル美術館を望む庭園から写真を撮りましたが実際に感じたそれとは異なりますが紫の花の共演で本当に美しい風景でした。画材を持って居れば間違いなく写生したと思います。印象はハッキリ記憶して居ますので描きたいですね。
アイリスを中心に本当に美しい淡い紫や太陽に反射した花々がキラキラと輝いて居ました。
画材を持って居る時は写真を撮るより先に写生しますし写真を撮ることは余程の事がない限りしません。
人間が感じたそれとは異なりますしそれを見ながら描くなんて事は邪道だと思って居ます。
しかし、常に画材は携帯してないと行けませんね。反省です。
行きも帰りも有料道路は使わず帰りましたが時間が有るときはどんなに遠くてもそうして居ます。昨年イタリア・グビョウも帰りは下道でした。高速道路だとどんなに美しい風景でも止まって見ることが出来ませんし寄り道もパーキングしか出来ません。地中海の美しい風景を堪能するのは何と言っても下道です。

今日も夕日を見ながら一般道路を走って帰って来ました。

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