水彩画家・長尾周二オフィシャルブログ(SHUJI NAGAO official blog)

日本国内のみならずフランスなど欧州中心に活動する水彩画を描く画家・長尾周二のリアルタイムの活動日記。現在は一般社団法人アートシップインターナショナルの理事長として日仏を中心に活動を続けています。

水彩画家・長尾周二渓流画像
長尾周二は一般社団法人・アートシップインターナショナル理事長、ARTEC(欧州造形美術振興協会)会員として、日本のみならずフランスなど欧州においても活動を続けている国際作家です。
 
イベント情報
『KOKORO JAPON展』開催
フォモンタン・ミュゼマタ(フランス・ロワール地方)
2024年10月21日(月)~10月27日(日)
主催:(一社)アートシップインターナショナル
協賛:ARTEC(欧州造形美術振興協会)
後援:在仏日本大使館(外務省)
詳しくは下記のページをご覧ください。


今月の国内イベントのお知らせ
今月(2024年10月)は「坂本宿蚤の市」および「本部併設ギャラリー」はお休みします。またのご来場をお待ちしています。
※なお旧松井田西中学跡地に開設の芸術施設「MYUSEE 松井田」は閲覧可能な作品はご観覧いただけます。

当サイトでお気付きの点等がございましたら直接画家・長尾周二氏にお問合せをお願い致します。

2015年07月

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二150728
今日もロワール河畔に車を停めて制作中です。気温が下がりグレーの雲で覆われ風が強く吹いて居ます。バラパラと小雨も時折降って居ます。幸い私の車はリア ドアを開けると雨避けにもなります。昨日の様などしゃ降りでない限り制作は可能です。昨日も現場に出向いたのですが風雨が強く引き上げました。

Parisの展覧会も毎年何処かで参加したり企画したりでセンターに向かいます。例えばマドレーヌ寺院の展覧会ですと搬入搬出時の駐車場確保が先ず大変で す。マドレーヌ寺院のギャラリーは壁面が約115メートル有りますから30号が50点以上展示可能です。そうすると私の車に作品や備品等々満載で Parisまで200キロ弱の道程を走り向かいます。何より搬入搬出時の駐車場は行って待ってても空きは中々出てきません。しかも駐車料金は高額でチケッ トを買って居なければ即罰金が待って居ます。ですから何時も前日の夜、搬入搬出に一番近い場所を確保します。それから車の中で仮眠です。ギャラリーは期間 中鍵を教会から預かり管理します。
ま、高級ギャラリーで高額なレンタル料金を払わない限り自己責任で行います。搬入が終われば郊外のフリーパーキングに停めて後はメトロを使って通勤です。車生活は慣れていますから快適とは言い難い都会ですが問題は有りません。
ギャラリーオープン前の一時や閉めた後はParisの散策で楽しんで居ます。
プチパレスの様に無料の美術館も有りますから楽しむのに事欠きません。
ベルニサージュのワイン等の買い物も出来るだけ此方で買い求めます。何処の国でも同様に首都は物価が高い為です。お金に余裕が有れば何処でガソリンを入れようが買い物をしょうが問題は有りませんが限られた資金で開催する為に倹約に努めて居ます。

フランス3チャンネルテレビ取材の後金曜日放送されました。マダムの息子さんジョンさんより映像をパソコンにインストロールして頂いて拝見しました。制作中インタビューは確り写って居ました。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二150725
冬も春も秋も輝いて感じる風景が有りますが私が最も好きな光景が見られるのはこの季節です。水際には黄色い花が一面に咲き青い空と緑の木々が水面に写し出 されゆったりと流れる様は何物にも代えがたい美しさです。先日描いた向日葵畑に行ったのですが花は咲き終わり頭を垂れて居ました。
今はロワール川の河畔で過ごして居ます。
館の直ぐ前が川ですのでガソリンを使って走る事も有りません。
先日の蚤の市で折りたたみ式の椅子を安く買いました。友人の上森さんは車に折りたたみ式の椅子を積んで居て二人で描くときは拝借して居ました。
基本的に立って描きますから椅子は使わないのですが食事をしたり空気を感じたりと時間の経過を楽しむ時は椅子が有ると快適です。
風が吹いて川面の模様が変わったり雲が動いたり、あっ!
川面に動物が居るでは有りませんか!多分、川獺だと思います。
白鳥を初め数々の鳥が見られます。
そんな夢の中の風景で過ごして居ます。

私は64歳です。今までに何度か死んでいてもと言った事が有りました。
幼稚園生の時にブランコの鎖と板をを止めて居るボルトが頭を直撃しました。今も頭蓋骨に陥没した跡が有ります。
2度目は小笠原諸島の父島に写生旅行をした時です。兄島との海峡で魚釣りをしていたのですが磯に突然高波が押し寄せて釣り道具と共に流されました。本当に 死を覚悟しました。其所は漁師と一緒に漁に出て海流の流れが激しい場所だと知って居ました。流されて居て太平洋の水平線を波間で見た時は駄目だと思いまし た。服を着たまま泳ぎ着いた時は呆然として居ました。
3度目はフランスの国道を走って居てトラックを追い越す時です。先に追い越しをかけた車の後を追って追い越しをかけたのですが前の車が直ぐに抜かず対向車 が来てしまいました。当然正面衝突です。国道と言っても制限速度は90キロです。完全に死を意識しました。しかし何故か衝突せず追い越しが出来ました。
何度も思いだしましたが間一髪と言うより生かされて居ることを実感しました。
そうした事も今の行動や皆様の為に働こうと決意した要因です。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家.長尾周二1507211
私の趣味で蚤の市を見て回るのが日曜日朝の日課に為って居ます。私が8月末に個展を予定しているSelles・sur・Cherの街に行きました。
蚤の市と個展会場を見る為でも有ります。約300店の出店が有りましたが気に入った品物は有りませんでした。アンティークショップの前にも品物が売られて 居て店内も2度見て回りました。そのレリーフはショーケースの片隅に有ってとても気になって手にしました。価格は安かったのですが手持ち資金も殆んど無く なって居たので帰ろうと街のを通り抜けて居ましたがどうしても気に為って引き返し購入しました。
水彩画家.長尾周二1507212
作品の出来が良かったしオリジナルのレリーフだから手に入れました。
館に帰ってマダムに見せると驚いた様子でレリーフの肖像画はレーニンだと教えて頂きました。1870年スイスから貨物列車に家財一式を積みロシアに帰って行ったそうです。その前にはフランスにも滞在していたそうです。作家のサインも有り間違いないとの事です。
アンティークショップのオーナーは専門外の品物に破格の値段を付けている場合が有ります。今回もそうした品物だと思います。

シャトーボガールの展覧会を手伝って居ますので制作時間が限られます。大好きな向日葵も待ってはくれません。時間が取れれば毎日向日葵畑に行きたいですね。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1507193
3チャンネルテレビ取材が有りました。私は制作中インタビューを受けました。
水彩画家・長尾周二1507192
主な内容は、風景画家の私は常に自然と共に在ります。風景の日本とフランスの違いを聞かれてフランスの緑の色が多い事日本の秋はカラフルに色が変わる事等を話しました。そうした自然の中で出会うアニマルを写生する事があると話しました。

展覧会場でパビリオンフラワーと呼ばれて居る花に蝶々が何匹も蜜を吸いに来て居ましたので其を描いて居ました。その写生風景とインタビューでした。
水彩画家・長尾周二1507191
写真は作家にインタビューしているテレビ局のスタッフです。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!

水彩画家・長尾周二1507181
シャトーボガールは5年前に私の展覧会を企画して頂いたシャトーです。ジャンヌダルク率いてフランス国を統一しその後このシャトーが造られました。その当時の国王始め関係者の肖像画が200点以上展示されている由緒有るシャトーです。
そこで肖像画に因んでアニマルポートレイト展が開催去れて居る訳です。
会期は7月18日〜8月2日迄です。
私も私が飼っていたシベリアンハスキー犬をモチーフにした作品とこのシャトーで飼われている鶏を出品しました。
又この展覧会にコレクターの柴沼淳子さんのコレクション Quand LORJOU(ロージュ)の作品6点展示しています。
世界的に有名な作家では有りませんがビュッフェやピカソに牽けを取らない素晴らしい作家だと思います。そうしたご縁で柴沼淳子さんと親しくさせて頂いて居ます。
水彩画家・長尾周二1507182
フランスは近年希に見る暑い夏です。一昨日は38度だったとかで熱風を感じる様でした。
石造りの家はそうした際にも快適に過ごせます。勿論窓は全て閉めました。
展覧会を手伝って居て2、3日制作が出来ません。今日も会場に新聞記者が取材に来ました。明日はテレビ局も取材に来るそうです。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1507131
月に一度ブロァの蚤の市が有ります。全てプロの店です。最近の蚤の市はガレージセールに近い蚤の市が多いのですがこの蚤の市はアンティークショップの店だ けです。ですから良い掘り出し物が時たまに出てきます。プロのショップでも専門外の物は意外と格安で販売して居る時が有ります。
高さ15センチ位の石膏型抜きの彫像です。17世紀に作られた物だと教えて頂きました。
ご覧の様にクオリティが高いアンティークです。
水彩画家・長尾周二1507132
こうしたコレクションに値する物が本当に安く手に入るので止められません。
火曜日は戦勝記念日で又蚤の市が有ります。
夜明けと共に車を走らせます。
インターネットで開催地は調べて居ますので後はカーナビ任せで現地に向かいます。
初めての場所で風景が良くて再度描きに行く場合も有ります。

CHOUZYのARTEC展が終わりました。今回はオランダ、フランス、スペイン、日本、中国の画家約50人の出品者が居ました。そうした中で来場者の人 気投票で3位に入りました。地元作家が上位を独占しますが(友人縁故者の投票)やっとフランスの人々にも認知されたと喜んで居ます。南仏サンレミ・プロバ ンスでヴァン・ゴッホを記念した街を挙げての展覧会に飛び入り参加した際に2名表彰されたその中に入った事が有りました。ブラッシュ市の写生大会でも2等 賞を頂いた事が有りました。
そうした事よりも皆様に認知された事の喜びは何物にも変えられません。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1507111
私の部屋は3階の屋根裏部屋です。先ず12段上って通路を抜けドアを開けて螺旋階段を50段上がったら其所に有ります。毎日嫌でも62段の階段を上り下りしている訳です。
健康には大変良い環境だと思って居ます。
窓からロワール川が望めます。
朝日も昇るのが見えるので毎日の様に眺めて居ます。
ココリコの花の季節が終わりロワール川を描いて居ます。窓から望めるのですが車で河畔の気に入った場所で描いて居ます。
特に暑い日は木立に囲まれた日陰に車を停めて尚且つリアドアを開けて日陰を作りその下から制作しています。雨の日や雪の日も同様で少々の雨はゝって事有りません。
強風や激しい雨の場合は車の中で描きますが基本的に大気に触れ香りや風を感じながら描いて居ます。
向日葵の季節ですから何枚かは描きたいですね。
水彩画家・長尾周二1507112

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二150708
今日は朝8時にロワールからParisに向かいました。とても過ごしやすい日でほっとしました。
何時もの様に郊外に駐車してメトロでセンターに向かいます。
地下鉄に乗って居ても多種多様の人種が乗り合わせて居て飽きる事が有りません。
バカンスシーズンで観光客も多く見られました。
ルーブル美術館前で時間調整の為に待って居たのですが色々な国の言葉が飛びかって居ました。

先日CHUZYの展覧会会場でモデルに為って下さった女学生を描きました。金曜日にも再度モデルに為って頂く約束をしました。
人物画もモデルを前にして描くと色々な事が発見出来て楽しいのですが如何せん枚数が足りないので思う様に描けません。
こうして機会有る毎にチャレンジしています。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
ARTEC(欧州造形美術振興協会)展覧会2015-7・6
フランスの良い処はこんな田舎の村でもコレクターが居て良い作品には直ぐ反応するところです。冷やかしも含め色々な質問が来ます。
そうした一般大衆が文化を支えて居ると思います。
5歳位の子供でも作品に付いて質問をして来ます。
学校で美術教育がなされて居ませんが課外活動や両親から見学するマナーも含めい小さな子供頃から育まれて居ます。
日本も戦前にはそうした日本文化を継承するたしなみが有りました。所謂道がついた習い事や修行です。
床の間には掛け軸を季節に掛け替えたり季節の花を生けたりしていました。柔道剣道も同様です。
そうした文化の継承こそがその国のアイデンティティーを育むと思います。

四国香川県の伝統工芸品に鍛金による急須が有ります。しかしその後継者も販路も先細りです。こうした伝統技術は金銭には変えられない文化だと思います。

残念ながらそうした事さえ経済経済のかけ声で消えて行く運命に有ります。

そうした地道な活動を大切にする事が未来に繋がると考えて居ます。地球の裏側に居て感じます。

下の写真はARTEC展覧会とアートシップインターナショナルメンバーの出品作品です。
水彩画家・長尾周二1507068


ARTEC(欧州造形美術振興協会)展覧会2015-7・1

ARTEC(欧州造形美術振興協会)展覧会2015-7・2

ARTEC(欧州造形美術振興協会)展覧会2015-7・3

ARTEC(欧州造形美術振興協会)展覧会2015-7・4

ARTEC(欧州造形美術振興協会)展覧会2015-7・5

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