水彩画家・長尾周二オフィシャルブログ(SHUJI NAGAO official blog)

日本国内のみならずフランスなど欧州中心に活動する水彩画を描く画家・長尾周二のリアルタイムの活動日記。現在は一般社団法人アートシップインターナショナルの理事長として日仏を中心に活動を続けています。

水彩画家・長尾周二渓流画像
長尾周二は一般社団法人・アートシップインターナショナル理事長、ARTEC(欧州造形美術振興協会)会員として、日本のみならずフランスなど欧州においても活動を続けている国際作家です。
 
イベント情報
『KOKORO JAPON展』開催
フォモンタン・ミュゼマタ(フランス・ロワール地方)
2024年10月21日(月)~10月27日(日)
主催:(一社)アートシップインターナショナル
協賛:ARTEC(欧州造形美術振興協会)
後援:在仏日本大使館(外務省)
詳しくは下記のページをご覧ください。


今月の国内イベントのお知らせ
今月(2024年10月)は「坂本宿蚤の市」および「本部併設ギャラリー」はお休みします。またのご来場をお待ちしています。
※なお旧松井田西中学跡地に開設の芸術施設「MYUSEE 松井田」は閲覧可能な作品はご観覧いただけます。

当サイトでお気付きの点等がございましたら直接画家・長尾周二氏にお問合せをお願い致します。

2015年11月

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二151127
テレビのニュースで雪が降ったと流れればその状況を思い浮かべ南の海の映像が流れれば今まで旅をした島々を思い浮かべて過ごして居ます。
ま、私は定住すると息苦しく為って好奇心の塊が西に東に走り其処で得られる感動や喜びを絵にする事がライフワークの様です。
当然、画材店に走り画材を買って来て時間が有る時は手を動かして居ます。
東京の三軒茶屋でお世話に為って居る今も色紙を一箱買って花の絵を描いて居ます。

旅をしてた中で熊が対岸で歩いて居たり、夜鹿の目が光って居て驚いたり、スペインのピレネー山脈でゴールデンイーグルが乱舞している光景やイタリア・トスカーナで梟が目の前に30分以上留まって居たりした風景を思い出しながら東京に居ます。

雑用もこなし各方面の方々とお会いしたりして情報交換や親睦を深めたりしています。
後一週間で高松に向かい旅人に戻れます。
その後は四国九州を旅したいと思って居ます。

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二151125
私がヨーロッパ各地21ヶ国を旅して感じて居た事をお知らせ致します。
先ず私達東洋人は人種差別に遇うことはしばしばでした。
そうした状況の中、貧しい後進国のイスラムを中心とした人々がヨーロッパに押し寄せて居ました。
10年前のサンレミ・プロバンスの人々は温かく旅人として応対して下さって居ました。今でも何人か友人が居ます。
そのサンレミ・プロバンスの人々のマインドが数年前から明らかに変わったのです。
先ず夏の観光シーズンに人口2000人余の街で同様の車上荒しが発生。
毎日20件から30件窓ガラスを割られて金品を取られて居る状況が有りました。
その上、ユーロ圏の他の国から安い農産物が入って来ました。その結果プロバンスの小さな農園の果実やトマト園は立ち居か無く為って廃業、年金や補助金での生活と為って居ました。
当然、優しく明るい人柄も一変、疑心半疑でマインドも変わったのです。
マルセイユは友人の話で車でさえ窓を閉めて止まらず通り過ぎると言います。
私も市内を走る時はそうしています。
今年、Parisで知り合ったアンティークショップのオーナーからの招待で彼の自宅にお伺いしました。その街はベルギー国境200メートルの場所に有りました。
彼の話ではこの街は毎週1台車が放火で焼かれて居る状況と話して居ました。

私が一昨年オランダ、ベルギーを旅した時に夜、小さな村で寝て居たら警察官が来て此処は大変危険だから移動して下さいとの事でした。
又、首都ブリュッセルは毎年8000人のベルギー人が退去して代わりにイスラムの人々が流入していると聞きました。ヨーロッパの国々の中で一番最初にイスラムの国になるのではと聞いて居ます。

フランス全土でキャンピングカーで生活するジタン(ジプシー)が居ます。当然教育も仕事も有りません。
フランスの友人ピエールさんは大学を卒業、しかし定職には着けずアルバイトで生計を立てて居ます。私の息子と同じ34歳フランス人でさえそうした状況ですから他の国から来た人々は先ず大変でしょうね。
ユーロ圏に為ってスペインも経済が停滞しています。

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1511231
三連休の初日皆さんで鍋パーティーを開く事に為りました。
ワインや具材を持ち寄って開きました。
私はアメ横で鰤一匹とズワイ蟹三匹大きな海老を買って来ました。
何度か上野アメ横に通っていて破格値で買える事を知って居て昼過ぎに買いに行きました。
水彩画家・長尾周二1511232
80センチ以上有る鰤を三枚に下ろし刺身、なべの具、鰤大根の煮付けとしました。
当然、量が多いので何日間か煮付けや鍋物を頂ける事に為りました。
皆さんとParis展の話や来年度の展覧会予定等共通の話題で楽しく過ごしました。

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二151118
何時もは上野に向かうと国立博物館を見学するのですが一足伸ばして芸大の芸術振興財団にお伺いしました。小池岩太郎先生が理事長で平山郁夫さんが学長をしていらっしゃる時は音楽部の敷地内に在る煉瓦造り2階建ての建物が事務所でした。
特に小池岩太郎先生とは良く事務所で待ち合わせ日暮里方面の小料理屋で過ごさせて頂きました。
そうした事務所も20年前に移転し現在の場所に為って居ました。

日本橋高島屋や三越の美術部の方や画商の方々ともお会いして現在の日本美術の状況を調べました。

結果はお寒い限りで最悪期と皆さん口を揃えて仰有ります。
確かに私が馴染んで居た美術雑誌社は無くなって居たり、銀座で個展をした画廊が無くなっていたりです。
私はそうした時代だからこそチャンスが有ると考えています。既成の団体や関係者では出来ない事も有ると思って居ます。

12月5日迄東京滞在で今日はパリコレ25年続けて居る倫周さんと昼食をする約束に為って居ます。
その際にParisマドレーヌ展で出会った造形大生、水口麟太郎さんを紹介する予定です。

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二151114
そう言えば少し前の外交官や役人もそうした体質が残って居たと思います。最近は流石にそうした人は居なく為りましたが外部団体や学芸員、画廊、マスコミ関係者の中にはそうした傾向が見られます。
他の部署は人事移動が有りますがそうした関係者は移動が有りませんから尚更そう為りやすいのかも知れません。
鹿児島市の美術館学芸員や香川県ミュージアムの学芸員の様に職務に真摯に取り組んで居る方々も大勢居ますがアーティストや関係者の話を総合的に聞いて居ると一般社会人からかけ離れた御仁が多いと言わざるを得ません。
画家と名乗っただけで上から目線で何しに来たと態度で示す御仁は未だしも会う必要もないと仰る方も居ます。
9年前、ドイツに在る外部団体の職員に紹介状を持ってお伺いして1時間以上待たされた後、今日は忙しいから明日にして来れと受付に電話で返事が有りました。2階に居るのですから顔を出して挨拶するのが普通だと思いますが余程御偉い方なのでしょうね。
当然二度とお伺いする事は有りませんでした。

外交官の話でも外部団体の方々は少し変わり者が多いと話をされる方も居ました。
そうした事も有るのか日本には画家を育てると言う事より利用してお金儲けに走るのが殆んどです。
そうした現象も含め百貨店の美術部長が仰って居た様に硬直化したままが現状です。

経済、テクノロジー、スポーツの面では世界で活躍し認められて居るのですが芸術文化だけは北斎、藤田だけです。北斎を生んだ日本に素晴らしい現代作家が世界的に認められる作家が居ない筈は有りません。

フランスを中心に活動して居て感じる事は画家の個展等ヨーロッパで発表しているのは業者か個人です。ですから外交官の方が仰るのには一貫して日本文化を発信されて居ないとが問題点だと指摘されました。
ヨーロッパの画商は主に作家を育てる事に重きを置いて居ます。
私もフランスの画商から依頼されて作品を預けて居ますが日本とは本質的に違います。

私達は日本人のアーティストを世界に紹介し作家を育てる事を目的に活動しています。
何としてもそうした硬直化した現状を打破し日本人アーティストが世界に羽ばたくお世話を続けたいと思います。

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二151108
フランスのロワールからイタリア、ローマ迄往復約4000キロです。
同じ距離を日本でも走って居ますので軽トラのオイル交換もしてきました。
その間も時間が有れば制作を続けて居ます。
しかし、高松に着いて1、2日友人と会ったりアートシップインターナショナルの事務処理をしたりとのんびり過ごしました。流石に疲れて絵筆を持つ元気が有りません。
来週から1ヶ月近く東京滞在しますが毎日走り回る日々だと思います。

私の子供の頃抱いて居た夢は全て叶いました。Parisマドレーヌ寺院で個展も開催出来ましたし、後は日本人作家を世界に紹介する事を通じて文化交流を進める事に全力を尽くしたいと思って居ます。
先輩、柴沼ご夫妻がフランスを代表するロルジュを支えて来られたお陰て私達が日本に紹介させて頂ける事と為りました。
そうした行為こそが文化を継承する大切な事だと思って居ます。
そうした想いや日本人作家を世界に紹介する事は通ずる事だと思って居ます。
画家は往々にして自分がと言う人が多いのですが私はそうする事が曳いては自分の為だと思って居ます。
日本を立つ時に友人知人、弟、息子に荷物を預かって頂きました。
全てをヨーロッパの放浪に委ねました。
多くの出会いを得て夢は叶い次のページを捲って居ます。

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二151104
島根県に来ています。メンバーの山崎さんの故郷でも有ります。
日本海を描いて居る時にフランス在住の柴沼淳子さんのご主人栄治さんが亡くなったと連絡が有りました。何度もご自宅にお伺いしたり円さんのレストランうまみで食事をご一緒したり。フランスの兄が出来たと心強く思って居た矢先に残念な連絡でした。
日本に帰って来て依頼されたロルジュの展覧会企画の広報活動を始めたばかりです。
日本海を描き始めた時に雨が振り出し悲しみの雨だとその日は海を眺めて過ごしました。
葬儀には参列出来ませんが地球の裏側から参加させて頂きます。
ご冥福をお祈り致します。

↑このページのトップヘ