水彩画家・長尾周二オフィシャルブログ(SHUJI NAGAO official blog)

日本国内のみならずフランスなど欧州中心に活動する水彩画を描く画家・長尾周二のリアルタイムの活動日記。現在は一般社団法人アートシップインターナショナルの理事長として日仏を中心に活動を続けています。

水彩画家・長尾周二渓流画像
長尾周二は一般社団法人・アートシップインターナショナル理事長、ARTEC(欧州造形美術振興協会)会員として、日本のみならずフランスなど欧州においても活動を続けている国際作家です。
 
イベント情報
『坂本宿蚤の市』開催予定(雨天決行)
古美術品などが中心のフリーマーケット
2024年12月7~8日・12月21~22日
主催:(一社)アートシップインターナショナル及び軽井沢の皆様
詳しくは下記のページをご覧ください。


※なお「本部のギャラリー」や「旧松井田西中学跡地に開設の芸術施設・MYUSEE 松井田」は定休日以外の閲覧可能な作品はご観覧いただけます。

当サイトでお気付きの点等がございましたら直接画家・長尾周二氏にお問合せをお願い致します。

2017年02月

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!

水彩画家・長尾周二1702281
愛知県岡崎市にある友人のフランスアンティークショップにお伺いしました。
この店に展示して居るアンティークシャンデリアの素晴らしい商品を拝見して思わず販売価格を聞きました。何度となくこの店に来て居ますが価格を尋ねたのは初めてです。
クリスタルが散りばめられたシャンデリアが何と150000円から販売していると聞いて本当に驚きました。パリの蚤の市で買う価格と同じか安い価格です。
輸入や輸送費を考えると破格の値段です。
ましてや輸送中に壊れたり割れたりするガラス製品です。勿論手作りのオリジナルです。イミテーションのガラスのシャンデリアと大した価格差が無い商品なので本当にびっくりしました。
興味の有る方はインターネットでご覧下さい。
「La-Trouvaille」ホームページ
水彩画家・長尾周二1702282
愛知県に来たのは私の住民票が有る息子が住んでいる安城市で役所の手続き、市役所、健康センター、免許証関係で来ました。
又、近くに住んでいらっしゃるメンバーの山本さんと打ち合わせと等でそれらが終わって岡崎市のアンティークショップで鈴木さん一家とお会いする為です。
その後も知人友人と再会して名古屋を後にする予定です。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1702271
何故この神社を訪ねたかと言えばパソコンで調べて居るとすさおうの命が出雲国の八岐大蛇を退治した際に草薙の剣を取り出しこの神社に納め後、三種の神器に為ったとあります。前回造山古墳(日本で4番目に大きい古墳)や吉備神社、吉備津彦神社等を尋ね4世紀5世紀の時代に如何に栄えて居たとかと言う証を垣間見て来ました。
出雲の国も支配する勢いだったと言う事です。
御神体は大松山山頂(399メートル)の巨石で磐座(いわくら)です。山頂の社を参拝したことは言うまでも有りません。
又、この神社の宮司物部さんとも挨拶しました。
細い山道を走りたどり着いた素朴な社の神社の由緒が此ほど素晴らしいとは。
私は絵を描くのは勿論全て現場を大切にします。
その地に立てば自ずと感じる事があります。
参拝を終え奈良を目指しました。
奈良の大神神社です。御神体は三輪山で徳島で参拝した大麻神社と同じで御神体が山と為って居ます。
大神神社の駐車場で朝を迎えました。日曜日、早朝から参拝者が訪れています。私も7時に起きて境内を散策です。社殿で参拝した後三輪山山頂の磐座登拝案内をお伺いしました。
登拝時間は午前9時から午後4時とありました。9時前に受付のある狭井神社で住所氏名電話番号を記入し登山証の襷を受け取り御幣でお祓いの後登拝と為ります。三輪山の標高は467メートルで狭井神社の標高は80メートルで実質387メートルとなります。
私はのんびり登り下りも休み休みで約3時間の行程でした。琴平宮よりきつい登拝でした。
山頂にある磐座は神域で勿論立ち入り禁止です。
木々に囲まれ空を見上げると清々しい風を感じ別天地でした。
又、磐座は古の祈りの場でもあります。
三輪山の磐座は石その物が他のそれと違ってガラス質か水晶質が含まれ太陽が当たるとキラキラと輝いて居ました。
正に特別な場所だと感じました。
参道も山頂に近づくとキラキラと輝いて見えます。

参拝後、桜井市の埋蔵文化センターを訪ねました。古墳から香川県では阿蘇山の石で造られた石棺が3棺
阿波や吉備でも出土しているので奈良でも当然有ると予想して学芸員に尋ねました。奈良でも3棺出土しているそうです。
あの重い石棺を九州から如何にして運んだとか鉄器類が出土品として多量に出て居ますが中国や朝鮮から輸入していたと定説が有りますが国内で製錬してたのでなければ説明出来ない量だと話して居ました。考古学でその遺跡が発見去れれば大発見だと思いを語り合いました。
私は学者ではありませんが現場を見て感じた事を繋ぎ合わすと学芸員と付き合わせ楽しめます。
こうした事が自分の制作に繋がり心が躍ります。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1702251
先日以前龍満池の横に在る油山を登りました。古の逸話で油が出ていたと言う山です。その直ぐ西に在る龍満山を登りました。標高146メートルです。山と言うより丘と言う感じです。
この近くにも古墳が在ります。
水彩画家・長尾周二1702252
色々古代の事を調べて居ると神社発祥の地と有る神社がありました。冠おう神社です。其所は龍満山の西に見える森にありました。ま、言い伝えですから定かではありませんが。
豊玉比売命が瀬戸内海で舟遊びをして居て古川を遡りこの社で休まれたとの事です。
話は変わりますが香川県の古墳から出土している石棺に三棺も九州産の石棺があるそうです。
又、讃岐の神社に祀られて居る御蔡神は女性が多いです。
播磨に姫路がありますが此れも何か関係が有るのでしょうか?
そんな興味を抱きつつ旅を続けて居ます。
5000年前に南米に渡った痕跡がある縄文時代からの海洋民族にして見れば瀬戸内海は湖か川の感覚だったと思います。

さて私は高松港からフェリーで宇野港より新たな旅を始めます。

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水彩画家・長尾周二1702231
郷土の事を本当に知らなかったと大変驚きました。高松市に住んで居た時に石清尾山古墳群は何度か訪れ古墳前期から造られたと知って居ました。
しかしこの標高239・5メートル浄願寺山の山頂に50基余りの古墳が在るとは知りませんでした。此所は浄願寺山古墳群と呼ばれて居ます。約1400年前の古墳時代後期に造られた横穴式石室を持ち全て石室の入り口が南を向いて居るそうで何基か拝見しました。
ま、遊歩道を歩いて居るとあれもこれも古墳と見られます。
如何にこの地域が栄えて居たと言う証拠でも有ります。
又、前期古墳時代の出土品の中に中国前漢時代の内行花文精白鏡や九州産の石棺が有ると資料に有りました。
岡山県に行った際、造山古墳で古墳群の石棺の一つが阿蘇山の石で造られて居ると有りました。
水彩画家・長尾周二1702232
石清尾古墳群は全国でも大変珍しい積石古墳です。この様な古墳が見られるのは阿波、讃岐、西播磨で積石塚墳墓文化圈と呼んで居る方も居ます。
此れは私の推測ですが九州から移り住んだ実力者がこの文化圈に居たと言う証だと思います。
この地は古墳時代前の墳墓も在るそうです。紀元前の前漢時代の鏡や銅剣が出土しています。
阿波の卑弥呼伝説と繋がるかも知れません。

瀬戸内海が交通の要所だと言うのは古代も変わりません。

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水彩画家・長尾周二1702221
今日は瀬戸内海を東に向け走りました。津田の松原を通り島が見える丹生と言う地名の漁港で車を停めて1日過ごしました。此所からは近くに島が3つ見えます。島の名前は分かりませんが少し日本の島では見られ無い様な興味を抱かせる島でした。いちさな島で勿論無人島です。寒村の漁港で1日居ても誰も来ません。ま、北風が吹く寒い日に浜辺には人が居ないのが当たり前です。
水彩画家・長尾周二1702222
途中北山と言う山の登山口が在りましたが風が強いので山歩きは止めました。
1枚仕上げた時からより強い風に為って2枚目を描き上げた時は白波が立って居ました。
場所を変えたり海を見たり山や川、風景が変わると楽しい物です。
若い時からあの峠を越えたら何が在るだろかとか思いを馳せて自転車で写生に出掛けました。
今でもこうして知らない道を走り新しい発見を楽しんで居ます。
もう直ぐ春です。
桜を追いかける旅が始まります。楽しみが膨らみます。
そしてフランスでは花花が待って居ます。

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水彩画家・長尾周二1702191
讃岐山脈を目指して走りました。梅の花を探して何度か道を変えて走りました。昼食のおにぎりを食べてその後1枚仕上げました。
山も素敵でしたが梅の花が在る風景画を描きました。2枚3枚と描けば良いのですが今日は止めました。
水彩画家・長尾周二1702192
描いた場所から山を下り始めて以前登った二子山の近くを走りました。公渕公園の駐車場に車を停めて二子山のもう一つの山、善光寺山を登りました。山頂近くに信濃の国善光寺と刻まれた石像が有りました。社も祠も在りませんでしたが明らかに祈りの場所だったと感じました。標高は191メートルですが今回は山の裾野を一周するルートで運動も兼ねて登りました。
讃岐平野を望む風景は何度見ても美しいです。
帰って弟の家近くにあるポカポカ温泉で身体を温めました。

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水彩画家・長尾周二1702181
瀬戸内海は穏やかな曇り空で時折雨が降って居ました。200円の弁当を買って釣竿を積んで海に向かいました。投げ竿を3本出して当たりを待ちます。
水温が低いのか釣れません。
やっと釣れたと思ったら大きなフグです。結果20センチ以上のフグ3匹釣りました。1時には餌も無くなり止めました。

釣れたフグどうしたものかと思案の結果弟に電話して尋ねたら彼の友人は食べて居ると話して居たので三枚に裁いて持ち帰り鍋で頂きました。毒フグだとヤバイので内臓や血は綺麗に洗い流して弁当のパックに入れて持ち帰り夕食に食べました。
水彩画家・長尾周二1702182
出来るだけ毎日筆を持って居ます。
ご覧の通り毎日気の向くまま筆を走らせて居ます。
フグを釣った後も1枚仕上げました。その都度色々試したりして格闘しています。しかし納得行く作品には辿り着きません。
背水の陣で望んで居ますがこんな物です。

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水彩画家・長尾周二1702151
このたび2017年末に高松市にて個展の開催が正式に決定しました。

「長尾周二滞欧11周年記念個展(長尾周二絵画展およびコレクション同時展示)」(仮題)
会場 大西アオイ記念館
会期 2017年11月28日(火)〜12月24日(日) (月曜日休館)
住所 〒761-0302 香川県高松市上林町148番地
電話 087-880-7888        
公益財団法人大西・アオイ記念財団です。

ワンボックスカーに画材を満載し横浜港よりロンドンに送りヨーロッパ24ヵ国を旅し数々の出会いや交流が有りました。
そうして11年が過ぎヨーロッパで制作した作品を中心に、渡欧後では初めての日本国内での個展を開催致します。
また同時に滞在中にフランスなど欧州各国の蚤の市で買い集めたコレクションも同時に展示致します。

美術家にとって、自分の芸術活動を続けるうえで良質な古美術品などを見抜く目は必須といわれています。
特にフランスは一般市民もあたりまえのように生活の中で芸術に親しむ社会であり、いわゆる「蚤の市」においても本格的な価値を持つ美術品に出会える可能性があります。10年以上現地の蚤の市などを回り、コツコツと収集した価値あるコレクションであると自負しています。

館長より開催の運びに為ったと電話を受けフランスより持ち帰ったアンティーク額縁にアクリル坂をカットして準備を始めました。10月に帰国してから再度作品を選びますが持ち帰ったアンティーク額縁2点の1点です。
その1点が写真の額装作品です。
水彩画家・長尾周二1702152

ヨーロッパにおいてはフランス・ロワールの世界遺産のシャトー・ボールガールでの企画展、モリノフの招待個展、ギャラリーバガボンド企画展、在フランス中国大使館より北京、上海、青島招待出品、セネガル国文化省より招待出品、パリマドレーヌ寺院個展とフランスは基より発表を続けて来ました。

日本での展覧会も大変楽しみにしています。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1702121
高松から西に走り荘内半島を目指しました。
弟とあの山登らないと話し合い目指したのが山条山(とんがりやま)標高189メートルです。この辺りの山は戦国時代、山城だったとの事でこの山もそう記されて居ました。
その後、荘内半島に向かいました。仁老浜海水浴場に車を停めて三崎灯台を目指しました。片道約2キロです。途中巨石が在る立石が有ります。古の漁師はこの石を海から目印に漁をしていたそうです。その先には三崎神社が小高い山の山頂に在ります。平安、鎌倉時代にはこの下の浜に海の関所が有ったそうです。今は井戸跡が有るだけで砂浜の海岸でです。そうして目指して居た三崎灯台に着きました。その先200メートル先に在る御幸石の回りは瀬戸内海で一番深い場所だそうで鯛など漁場としても最適な場所だそうです。この地は浦島太郎伝説がある場所でも有ります。
水彩画家・長尾周二1702122
日曜日は早朝、コンロと鍋を積み高松港から宇野港に向かいました。
先ず目指したのは和気神社です。岡山県は格式の高い神社が数在ります。その一つです。昼御飯のおでんをコンロで温め海が見える海岸で頂きました。その後、吉備津神社、日本で4番目に大きな古墳造山古墳を訪ねました。古の岡山を訪ねる旅でした。階段で上り下り、汗をかき帰りのフェリーで風呂に入り疲れを取って高松に帰りました。

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水彩画家・長尾周二1702081
今日は南に向けて車を走らせました。讃岐山脈が間近に見える丘を走り抜け溜め池近くに梅の花が咲いて居ました。
例年描いている梅畑の花は蕾で未だでしたが此処の梅は満開の様子でした。
その丘には茶畑が広がり江戸時代に静岡県よりお茶の実を持ち帰り云々と伝記がある場所でした。冷たい北風と厚い雲に覆われた大地にピンクに染まった梅の木が何本か植わって居ました。
車を停めて制作です。冷たい北風が強くて車の中から窓を開けての制作です。
膝にはダウンジャケットを掛けて暖を取りました。
こうした寒い日は水彩画でも画面が乾きにくく時間が係ります。
特に3度以下は其が顕著に現れて困ります。氷点下に為ると画面が凍ります。フランスのコレクターに買って頂いた長野県で描いた権現の滝は描き始めて暫くすると寒さと雪で画面が凍りました。凍った結晶が画面に残っていました。
水彩画家・長尾周二1702082
九州えびの高原で赤松林を描いた時は氷点下10度まで下がって居たそうで鉛筆で殆んど仕上げ最後に水彩で彩飾したらその水彩筆が凍ってカチカチに為り自分でも大笑いしました。
ま、冬の旅だと完全武装しないと身体が持ちません。数時間氷点下の中で身体を動かさないで静止状態ですからシンシンと身体が冷えて来ます。描いて居る時は感じませんが車に戻った時はほっとします。
長野県戸隠に紅葉を描きに行って居た時です。雪が降り始め20センチは積もりました。当時の車は一年中冬タイヤを履いて居ましたが山道の雪道は危険ですから動かず雪が融けて無くなるまで待って下山したことが有ります。
イタリアの山で4月に30センチ積もり動けなく為った時も2日間車の中で待って居ました。
そうした冬の旅を思い出しながら1枚仕上げました。

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