水彩画家・長尾周二オフィシャルブログ(SHUJI NAGAO official blog)

日本国内のみならずフランスなど欧州中心に活動する水彩画を描く画家・長尾周二のリアルタイムの活動日記。現在は一般社団法人アートシップインターナショナルの理事長として日仏を中心に活動を続けています。

水彩画家・長尾周二渓流画像
長尾周二は一般社団法人・アートシップインターナショナル理事長、ARTEC(欧州造形美術振興協会)会員として、日本のみならずフランスなど欧州においても活動を続けている国際作家です。
 
イベント情報
『KOKORO JAPON展』開催
フォモンタン・ミュゼマタ(フランス・ロワール地方)
2024年10月21日(月)~10月27日(日)
主催:(一社)アートシップインターナショナル
協賛:ARTEC(欧州造形美術振興協会)
後援:在仏日本大使館(外務省)
詳しくは下記のページをご覧ください。


今月の国内イベントのお知らせ
今月(2024年10月)は「坂本宿蚤の市」および「本部併設ギャラリー」はお休みします。またのご来場をお待ちしています。
※なお旧松井田西中学跡地に開設の芸術施設「MYUSEE 松井田」は閲覧可能な作品はご観覧いただけます。

当サイトでお気付きの点等がございましたら直接画家・長尾周二氏にお問合せをお願い致します。

2017年06月

ブログネタ
長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1706291
アントワープ、ジェノバ、リスボンそう大航海時代の代表的な港街です。貿易で栄えた街並みは観光地としても素晴らしい街です。
しかし近年、ベルギーの経済が今一良くないと感じて居たので心配していました。港に隣接する駐車場に工事が入って居ました。しかも写真の様にスペインの帆船が私が着いた時間と同じくして接岸しました。その昔はこうした帆船が行きかって居たのでしょうね。

街を散策すると何と無く街に動きが感じられ良い方向に向かう気がします。
又アンティークの店も数多く在って良い品物が手頃な価格で手に入るのも魅力です。
そうした事もありヨーロッパ放浪を始めた頃の地図に6月7、8日と7月31日に泊まったと印が有りました。その後も3月、4月、そして今回と五度目、いや40年前にも一度来て居ますから六度目のアントワープです。
水彩画家・長尾周二1706292
今回はARTEC展に彫刻を出品する為に取りに行ってくれないかと依頼され来ました。ですから今日の夕方から一時楽しんで終わりです。今日はこの港街に泊まり明日オランダに向かいます。
ナビゲーションで見ると後120キロと出て居ますので10時には間違いなく到着すると思います。

話は変わりますがオランダのアムステルダム同様アントワープにも飾り窓が在ります。無駄使いするお金は有りませんが後学の為に一周して来ました。
街を歩いて居てもこの街は美人が多いと感じました。ドイツ人やフランス人とも違う小顔のプロポーションの良い女性です。
巷の噂では混血が多いと美人が多いとか。
ちょっと歩き過ぎと思う位歩きました。
歩いて居るとあっ、その先に画材問屋が在ってその先にアンティークオークション会場がと思いだしました。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1706261
日曜日と言えば蚤の市です。4ヶ所リストアップしていた全てを回りました。しかし買い求めたのはアールヌーボー風の置き時計一個です。3ヶ所目と4ヶ所目は値段を訪ねるまでも無くて直ぐ引き上げました。希望する価値あるアンティークは有りませんでした。約40キロ走った街の蚤の市から帰り道チャペルが展覧会場に為って居る場所を通りかかりました。
水彩画家・長尾周二1706262
会場を訪ねると四国高松歯ART美術館の展覧会にも出品して頂いたモーリアさんの個展でした。
この展覧会会場は無料で企画していて町の担当者を紹介します。と仰有って頂きました。今日が初日で夕方6時からベルニサージュだから出席して下さいと言われました。サンテニオン近くの湖が在る場所の直ぐ横でしたから其所で時間を過ごしお伺いしました。ベルニサージュには30人以上参加者が居て大変盛況でした。その中にこのチャペルを管理している町の担当者が居て紹介して頂きました。来年度に検討しますとの事で後日連絡頂く事に為りました。
犬も歩けば的に画家が歩けば展覧会企画に当たるのかな。
有り難い事です。以前広島でお会いした画家がフランスにパリ4年南仏4年計8年過ごして居てとうとうフランスで個展が開けなかったと仰有って居ましたがパブリックの会場は少なくてよほどの事がない限り個展の開催は難しいのが現実です。そうした会場も実績や審査が有りますから尚更です。私はそうした面ではプロヴァンスのガロさんと出会ったり世界遺産のシャトーボガールの企画展が始まりだったり、しかもARTEC会長宅でお世話に為ったりと恵まれた実績が有ったからかも知れません。
又日本と違って水彩画家はアクアリストと称されそのジャンルのスペシャリストとして扱われます。
そうした日本との違いや全てに恵まれた結果だと思って居ます。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1706251
昨日の朝、6時頃からシャトーモントレゾーを写生していました。8時位にテレビ局のクルー6人と出会いました。シャトーやこの村を取材に来て居るそうです。夕方、シャトーに行くとカメラクルーがシャトーのマリア像を撮影していました。そのマリア像の後ろの隙間がトンビの巣に為って居てもうすぐ巣立ちです。目視でも3羽居ることを確認しました。そうした取材を何日間かけてして居ました。ドローンも飛ばしての取材です。
水彩画家・長尾周二1706252
今日の朝、昨日同様6時頃からエッフェル塔を設計したエッフェルさんが造った橋の上からシャトーを写生していました。川の対岸の洗濯場からカメラの視線を感じましたが其のまま写生を続けて居ました。此所は観光地としても有名な場所ですから8時頃からでも観光客が散策しています。何人かが歩いて居たのは気が付いて居ました。熱中して描いて居てふと振り返るとテレビカメラが回って居るでは有りませんか!人が近付いて居ることさえ気が付きませんでした。振り返ってもカメラは回って居ました。
そう言えば昨日何時まで居るのかとか聞かれましたから映像を取る事を決めて居たのかも知れません。改めて聞きませんでしたが地方局では無くて本局からの取材だと思います。
スタッフ全員英語が堪能で意志疎通は問題有りませんでした。
オーナーのコンスタンチーノさんに挨拶して又近い内にお伺いしますと後にしました。
明日、日曜日は蚤の市です。事前に調べた場所に着いて朝を待って居ます。
3ヶ所リストアップしています。見て回るだけでもワクワクします。
暑かった数日間が嘘の様に過ごしやすく為りました。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!

水彩画家・長尾周二170624
フランスの美しい村で紹介され多くの観光客も訪れるシャトーモントレゾーにやって来ました。川の畔で木陰に車を停めて涼んで居るとシャトーのオーナーコンスタンチーノさんと偶然お会いしました。挨拶した後、案内するからと私の車に乗り込みシャトーのまわりを一周しました。彼所有の牧場や川に掛かる橋を案内して下さいました。なんとその橋はエッフェル塔やベトナムの鉄道橋を設計したエッフェル氏設計の橋だそうです。其のまま城門を通りシャトーの中で彼は今、住んで居る内部に案内してカードを頂きました。
何日間か滞在すると告げるとプライベートの牧場に入って泊まって良いと許可を頂きました。
このシャトーのオーナーも私の作品を所蔵して頂いて居ます。
彼の先祖が500年前にスカンジナビア半島から来て購入し現在に至って居るそうです。
シャトーの美しさも特筆すべきですがシャトーのコレクションしている美術品が素晴らしいので一見の価値が有ります。
来る度に拝観料を払わず見せて頂いて居ます。
夕方、散歩して居るとファミリーの方や息子さんが自宅に招いて頂いて家庭料理を頂きました。泊まってもシャワーを使っても良いと旅人には本当に心暖まるもてなしでした。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1706201
※上の画像をクリックすると拡大してご覧になれます。
今回は何点か手に入れました。その一つが手作りのトレーです。25?×32?位の小さな物ですが中に水彩画が入って居ます。こうした曲線の額縁を造るだけでも大変です。
作家物では有りませんがポピーの花は堂々として居て当時の職人レベルの高さには脱帽です。
後はお菓子入れの陶磁器、ブランド物では有りませんが気に入ってて買いました。
水彩画家・長尾周二1706202
やはりブロァに近い場所はガレージセールの様ですが小さな街や村の市はこうした物が手に入る事が有ります。蚤の市を此方に居る間は毎週見て回り何年も経ちますが近年エミール ガレは滅多に御目に掛かる事は有りませんが運良く手に入れました。アンボワーズの市は大変大きな蚤の市です。一昨年、業者物ですが一個見つけましたがとても高く作品も今一でした。フランソワーズさんも絶賛の作品です。
夜明け前から二ヶ所回って8時半にはシャトーボカールでココリコ畑制作を続けました。
写真が80号の作品です。暑さに負けた作品でやっとこさ仕上げたと言うのが本音です。
今日は昨日より未だ暑くて1日室内で額縁修理や倉庫の整理、パネル水張り4枚と片付けと準備をしました。
明日から暑さと戦うぞ!

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1706181
今、制作中のシャトーボカールの農園から15キロ北の街外れの畑の真ん中に居ます。明日は日曜日そうBROCANTEの日です。その開催地近くで夕陽が見える場所に居ます。
サンセットタイム迄は2時間は有りますので音楽を聴きながら寛いで居ます。
ま、聞こえは良いのですがガソリン代を倹約の為に館に帰らず野宿をしています。明日は此所ともう一ヶ所回る予定です。カーナビで見ると次の目的地も15キロ位です。
掘り出し物を見つけるのはプロフェッショナルのハンターと競争ですから夜明けと同時に動かないと手に入りません。
と言う訳で畑の真ん中に居ます。もう一つは夕陽を望める場所を探しました。

今日の朝はフランソワーズさんとゆっくり打ち合わせ等話し合いました。その中で私もお会いした事の有る方のお嬢さんが亡くなったとの事です。葬儀にご一緒しますかと誘われましたが制作中なのでとお断りしました。此方の葬儀は本当に深い土の中に棺と共に埋められます。
人生を閉じるのはどんな形でも悲しい物です。
水彩画家・長尾周二1706182
話は変わりますが日本から持参した文庫本を読み終わり2回目又読んでいます。百田尚樹著海賊と呼ばれた男です。
読み進んで居ると(国岡丸)出光丸が完成した際に全国の中学生の代表を招いたと有りましたが私もその招待を受けた一人で20万トンタンカーの甲板に立った時の事を鮮明に思いだしました。未来の日本人に投資をして頂いた社主に感動と謝意を表します。
正に戦後復興の象徴でした。
私は中学生の時は然程成績は良い方では無かったのですが学校長から指名されたのは不思議でした。
一学年600人1700人は在籍して居たマンモス校でした。
ま、子供の頃から一風変わり者だった事だけは間違い有りません。

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水彩画家・長尾周二1706161
赤い絨毯が畑に現れて居ます。見事なまでに咲き誇って居てこのタイミングを逃す訳には行きません。
今回も80号を持参して制作に望んで居ます。
昨日額縁二点を作った疲れが有るのか休み休みです。
水彩画家・長尾周二1706162
昼前にトイレを利用する為にシャトーボカールに入りました。
裏ゲートの暗証番号を押して入ります。
トイレに行って帰るだけで1キロ以上有るのではないでしょうか。
しかも今日はとても暑く帰って来ると汗だくでした。1日同じ場所に居ると色々な表情が見られます。ココリコの花も午前中が一番咲き誇って居ますが夕方になると幾分花を閉じて来ます。
私は逆光が好きですから3時くらいには仕上げなけれは為りませんから完成は明日です。
日陰に居れば直射日光を浴びませんし過ごし易いのですが日向は暑い!

しかしこの美しい風景はこの初夏、フランスでしか見られない景色です。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1706141
先ずメンバーの麟太郎君がParisの大学に交換留学生として決まったと昨日報告が有りました。在日本イタリア大使公邸でのチャリティーの件、Parisマドレーヌ寺院展の在フランス日本大使館後援の件も合わせて記載されて居ました。
高松からは正式書類が届いたと連絡が有りました。
水彩画家・長尾周二1706142
畑の真ん中で3日目、昨日は憲兵が様子を見に来ました。ま、畑の真ん中で何日も居るので怪しいと思われるのも致し方有りません。挨拶をして画家だと確認し立ち去りました。
写真の120号を描き上げ昨日夕方から取り組んで居る80号を今日仕上げます。気合いが入り野宿を続けて居ると自然の美しさや厳しさが見えて来てより仕事に没頭出来ます。
ま、仕上がりはこんな物です。笑ってやって下さい。次回はもう少しイメージに近づける様に努力します。2枚目制作中の写真を添付します。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1706111
日曜日、先ず16キロ離れた街でBROCANTEが開催予定でしので夜明けと共に向かいました。二度全ての出店を見ましたが私が興味を抱く物は何も有りませんでした。
最近は日本のフリマと良く似てて私が探して居るアンティークは殆ど有りません。古着とか家庭用品です。絵を描きに向かう途中にブロァが在ります。フランスの古都と言われて居る美しい街です。ロワール河畔の駐車場で毎月第2日曜日にアンティーク市が開かれて居ます。全てプロショップで近年は此所で手に入れる事が増えて来ました。
一回りしない内に写真の水彩画を手に入れました。(写真下)
水彩画家・長尾周二1706112
本来とても高く売られて居る事が殆どで何時もその時代の本物が欲しいと思って居ました。その店の店主も顔馴染みです。手に入れた時は本当に嬉しかったです。コレクション厚みが増した事に大変喜んで居ます。
価格も額縁代金プラス位の価格でしたから尚更です。
水彩画家・長尾周二1706113
昨日上森さん家族に誘われてロゴンさん宅に招かれました。奥様が絵を描いて居ます。3年前に名古屋の小さな美術館かじたに出品した事が有ります。三人でイーゼルを並べココリコ畑を写生しました。
夜はディナーをご一緒して後にしました。

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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1706101
制作現場、車で寝て居ると稲光と同時に土砂降りの雨が突風と共に来ました。
寝るには寝ましたが寝起きは良く有りません。
屋根を叩く雨は凄い音を立てて居ます。
そんな激しい嵐の様な夜が嘘の様に雨は上がって居ました。しかしあんなに暑かったのに冷たく感じる風に変わりました。
気象の変化も激しく変わって居ます。
水彩画家・長尾周二1706102
幸いParisに居た日を除けば日中雨が降ることが無くて制作には支障が有りませんでした。
しかし自分では相変わらず思うように作品が仕上がりません。感動したその印象がどうしても表現出来ません。元来デッサン力が不足している上に迷いながら追求しているから尚更です。しかし大地の上に立ち強い太陽の陽射しを浴びたお花畑は題材としては大好きなモチーフです。
今度は少し大きな作品にチャレンジしたいと思って居ます。

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