2025年02月
絵の話 フランスで認められる基本をお話します。
ヨーロッパ23ヶ国を旅してフランスエクス アン プロヴァンス在住の造形作家ジョン カルロス ガロさんと出会いフランスで認められるイロハを教えて下さいました。先ず貸画廊は使わない事、フランスではお金を払って展覧会をするのはアマチュアで報道関係者も作家も来ないと仰りました。
平面絵画作品の場合基本はルネサンス以降完成去れた様式をベースに空間表現が成されているかどうか。次にマチスの様な色彩による作品は作家本人が世の中を説得するだけの理論武装し他人を納得させる事。
その上でオリジナリティーが有り模倣や誰かの作品と似ていたらアウトだと教えて下さいました。
ま、文化の違いを加味しても日本の美術教育は偏って居ると思って居ます。
私自身は日本滞在中でも渡仏しても信念を変えず絵を描く事をを楽しんでいます。
生涯の親友ガロさんからのアドバイスを元にフランスで活動し今日が有ります。
時代の変わり目に生きられてハラハラドキドキと不安と希望が感じられます。
寒波が襲来する中渡辺先生と楠本先生がいらっしゃって歓談をしました。
先日の強風は凄かった!
次の朝、武藤さんがミュゼ松井田の展示彫刻が倒れていると教えて下さりました。広いグランドの彫刻が8体も倒れていました。展示して5年位になりますが浅間下ろしの強風でも一、二体倒れて居る事は有りましたが100 キロを超える鉄製の彫刻がなぎ倒されて居るのを見て唖然としました。
其れ等を立ち上がらせました。
限界を超える重さと戦い何とか元の状態に戻してゲストハウスに帰りました。すると隣人の屋根の一部が飛ばされて居たと話されていました。
私も色々な場所を点検すると壁が傾いて居たりミュゼ写真館の入口オブジェが傾いて居たりと被害は甚大でした。
未だ全てリメイクは出来て居ません。
解体した柱を使った壁でしたから傾いて居るだけですが凄い突風だった様です。
さてフランスから届いた荷物の開封も順調に進み向日葵展に向けての作品もギャラリーに運び込みました。
アンテークの入った段ボール箱のチェックもあ数個です。コーヒーミールももう直ぐ現るると思います。
蔵や美術館倉庫に降ろした作品をチェックして向日葵展を開きたいと思って居ます。
数百点の作品を重い額縁から優先して保管場所に片付けながら向日葵作品をギャラリーに運んで居ます。
朝から片付けや雑務を処理してコーヒーを飲みながらブログ掲載記事を書いて居ます。
現代美術の作品は昨年蚤の市で買った家具に付いて来ました。
チョット面白いので修理して何処かに飾ろうと思って居ます。
既に記憶から消えて居る作品やグッズが出て来るとま、良く集めたものだと自分で感心して居ます。
無事壊れなく帰って来た物も有りますが壊れた物も有ります。
接着剤で補修して飾って居ます。大半の段ボール箱は開封しましたが未だ7箱は開封していません。
毎日の生活はそうした事の積み重ねで無理せずマイペースでしています。
あ! 朝庭の中にはぐれ猿が来ていました。ボスに為りそこねた危ない猿です。
夜明け前には東の杉林から梟の鳴き声か聞こえていました。
今日は昼過ぎから太陽が隠れて肌寒く為りました。3時からストーブを付けて暖を取って居ます。
今日の朝は寒かった!
あらま! またアールヌーボー作品かな?
ティーポットらしき物が出て来ました。
ま、数百点有るコレクション全て記憶している訳では有りませんから荷物を解きながら悦に入って居ます。
アールヌーボー アールデコと駆け抜けた時代は然程永くは有りません。
私がコレクションを始めた頃は蚤の市にも沢山の銘品が安く売られて居ました。
展覧会等で自分の作品が売れた残金で買い求めたアンテークですから高額商品は手が出ませんでした。
一時アールデコの時計が大量に出て居てワクワクしながら買い求めたものです。
昨年も渡仏して探しましたがそうした作品は店頭から消えて仕舞いました。
オレルリアンの蚤の市やトッールの
蚤の市にも走りましたが思う様な物は有りませんでした。
日本やイギリスのガレージセールに近く為って居ます。
絵画作品や彫刻作品もコレクションしましたのでマダマダ楽しめると思って居ます。
私も向日葵展を開きたいと思って作品を点検して居ます。
期日が決まりましたらお知らせしますので是非ご覧下さい。
今季初積雪の写真です。
と言っても直ぐ雪は融けて無くなりました。
若干日陰に残雪が有る位です。
今日は武藤さん近所の工藤さんと3人で校庭の雑草や樹木の剪定をしました。本当に皆様のお力で綺麗に為りました。
水仙やチーュリップ等がもうすぐ花を咲かせますがコスモス等の枯れきを整理しました。
と同時に工藤さんの友人が乗用の草刈り機を修理して下さいました。
これで今年も校庭の2000坪、草刈りが出来ます。本当にありがとう御座いました。
日々雑務に追われ一日が終わります。此処の処寒い日が続き灯油も良く使います。昨日も3缶買って来ました。
寒気が強い日が続き当分ストーブは手放せません。
アンテークを再度点検していると中々手に入り難い秀作が何点か出来たので楽しんでいます。
明日もその作業を続けたいと思って居ます。
日本美術と西洋美術の関係に付いて考えてみました。 西洋には黄金比率が有りますね。
しかし日本にも同様に日本の黄金比率が有ります。それは尺とか寸からくる美しさです。神社仏閣の建築物や付随する彫刻や瓦にいたるまで繊細な美しさを創り上げて居ます。
20年間フランスで作家活動をして居る間、絵画、彫刻、家具、陶磁器、などのアンテークや作品をコレクションしました。其の数数百点を超えています。
そうしたコレクションの中にアールヌーボー作品も多数有ります。
文化の違いを作品制作に取り込む貪欲さこそが西洋文化の強みでは無いでしょか?
日本は徒弟制度や家元制度で守られ其の中から殻を破った作品が残っています。
びんぼうな日本ですが心豊かな芸術家が楽しんだのが日本文化だと思います。
ギリシャからローマ、ルネサンスと世界中の富と芸術家が集まったそのセンスには恐れ入ります。
しかしオリジナリティーがあり認められると流石芸術の国、過ごし易いです。
毎日の様に持ち帰った作品と対話して居ると本当に幸せなな一時だと実感して居ます。携帯が有るお陰でクラシック音楽も自由に聞けるし動画も見られます。
豆腐と納豆、漬物と質素な生活ですが心豊かで幸せな人生だと実感して居ます。