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今日会場に搬入展示しました。夢のような会場での展覧会です。会場に作品を搬入した時の印象は、こんな素晴らしい場所に作品が負けてしまうのではないかと気後れしました。
10メートルは有ろうかと思う天井まで真っ白な壁。窓にはビロードのカーテン、シャンデリア大きな暖炉、天井の梁でさえ存在感が有ります。
壁に掛けると以前から此処に有ったかのように輝き出してホッとしました。此れからの作家活動にも大変意義深い展覧会になると思います。
朝から八時間かけて展示しましたが作品の配置をしながら感じた事は石造りの存在感と時を経た木の強さ、高い天井と白い大きな壁、全てが強烈に威圧してきます。会場が作品を選ぶ事も有るのだとブガッシュ市での個展で使用したギャラリー、築500年の木造重要文化財建築でも感じましたが壁や部屋の存在感に作品が負けてしまう場合が有ると気が付きした。それが良い額縁と調和来る作品のみが耐えうる強さだと感じました。
ま、大理石の彫刻が会場に在るのですから想像出来ると思います。美術団体の作家が慌てふためきデカイ作品を用意したり原色の絵の具を塗りたくる気持ちが理解できたと思います。
延べ1ヶ月間の個展で得るものは何物にも代えがたい体験が待って居ると思います。
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