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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
土曜日は日本医科大学多摩永山病院に昨年の手術後検診に行って来ました。採血検査を行いました。もう一度レントゲン検査の後、結果を教えて頂けるそうです。歯の治療も順調に進んでいて出発迄には終わる予定です。

私が使っている水彩画の画用紙は日本製です。色々なメーカーの画用紙を試しましたが紙と筆は日本製の製品が自分の制作には合って居ると思います。勿論、無くなって補充分はスペインやフランスで買いますが長年使っている材料が使いやすいですね。

ワーグマンの超特厚F6号を200枚フランス、シャトーボガールでの制作用に準備しました。大作用にも用意するつもりです。
今回は油絵も描く予定で筆も準備します。
私が使っている紙はとても丈夫で筆で叩き付ける様に激しく描いても耐えられる水彩紙です。同様に筆もナムラの筆を使って居ます。ヨーロッパの紙や筆はデリケートで私の様に激しく描くと耐えられず紙も筆も駄目に為ります。

又、ヨーロッパ では私が用意している様なパネルに水張りして
描くと言う方法は無く、画板にマスキングテープでとめるか画ビョウでとめるかです。ですから表現方法が日本的でオリジナルなスタイルに為って居ます。水彩画で油絵の表現をしているような物でヨーロッパでは余り見られないスタイルです。
正に日本人でなければ出来ない仕事だと思います。強い紙と腰の有る筆の成せる業だと思います。

私の作品がヨーロッパで高く評価されている要因が材料と筆にも有ると思って居ます。
勿論、東洋と西洋をミックスしたオリジナリティの高い作品を目指して居ることは言うまでも有りません。

絵を描くと言う難しさは言うまでも有りませんが、描けば描く程その深みに入ってまるで迷路で戦いを挑んで居るようです。
又、良い作品と駄目な作品も紙一重で中々難しい問題です。
沢山名画や国宝を見て勉強を重ねれば佳し悪しは分かるように為ります
が、自分の作品となるとまるで分からなく為ることが多いです。感動や美しさを表現しきれ無かったり未熟さを思い知らされたりの連続です。