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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二140106
多摩川と浅川の合流点に描きに50号を持って制作して来ました。描けば描くほど問題点や新たなチャレンジが始まり楽しくも有りますが新たな挑戦も必要と為って来ます。

食事も相変わらず倹約質素に努めて居ます。
朝は食パンとインスタント味噌汁、昼はセブンイレブンで買ったおでんセット198円と食パン夜は29円の蕎麦に卵を入れて作りそれとリンゴに食パンです。食事より画材ですからどうしても質素に為ります。

2、3日は浅川と多摩川の合流点に描きに行きました。
青鷺や白鷺、鳶等も見られ都会の川でも逞しく生きています。
私はネーチャアーティストですから尾瀬ヶ原や九重山系、雨竜湿原、ピレネー山脈やセント・ビクトワール山等リュックを背負って大自然の中で描くのが日課と為って居ます。そうした中で過ごして居ると自然との調和が如何に大切か痛切に感じます。
都会の生活ではゴミを出すのでも煩く言うのに海や川にはゴミを平気で捨てたりゴミを持ち帰らない現実を良く見掛けます。
多摩川の合流点を散歩してたらバーベキューの跡が有りました。ゴミは捨てるは衣類の汚れた物や椅子にしただろうプラスチックの物入れ迄其のままに棄てて居ました。
こうした行為が自分達に降り係って来る事が分からないのでしょうか。虫一匹、魚一匹も生態系の中で生きて居ます。島根県や山口県の漁師に聞いた話でも確実に漁獲量が減少しています。

人間も経済とか快適な生活とか全く関係ない生態系の中で生かされて居る事を忘れては行けません。そうした光景を見るに付け心が痛みます。
過度の自然界破壊は必ず自分達に降り係って来ます。水も空気もお金で買える時は未だしも世界中が同じ様に為れば人類も存亡の危機が来ます。
一人一人が出来る事を実行して頂きたいと願って居ます。
イギリス、ロンドン郊外のウエンブリーにある小高い丘の森を毎日散策し、絵を描いて居ました。頂上に池が在ります。日本の国立公園より自然が保たれて居ます。2週間通ってある日突然水位が30センチ上がりました。その事で人工の池だと分かりました。其くらい自然を大切にしています。日本の国立公園は名ばかりで海にはテトラポットを無造作に設置したり強引に山岳道路を作ったり見るも無惨な光景を見ます。手付かずの自然風景を探すのが大変な国です。

正月ラジオ日本の番組を聞いて居ると海賊と呼ばれた男(出光佐三)を放送していました。二日間の最期に出光佐三さんが全国の中学生4000人を出光丸見学に招いたと有りました。私もその時招かれた一人で広い甲板に立った事を鮮明に思い出しました。