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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二140324
日本に一時帰国して北海道から九州迄、旅をしました。町や市の職員から呼ばれてお伺いしたり、制作の為に風景を探す旅でした。
2015年の東京たましんギャラリーや名古屋小さな美術館かじた、四国高松歯ART美術館企画展覧会打ち合わせも進めました。
関係者の皆さんには大変お世話に為りました。改めて御礼を申し上げます。

さて、日本各地を巡って感じた事を記します。
公衆トイレの多さや便利さは世界一でしょうね。さほど大きな公園でも必ずと言って良い程在ります。
全般的に内向きで我が儘な気がします。ヨーロッパの女性程、我が儘では有りませんが前例主義で利権柄みの様な気がします。地方の市長や町長、議員に至るまで私や家族身近な人々の利益の為に奔走していて悲しくも有り滑稽でも有ります。
グローバル化と言って久しいのですが若い世代も世界に挑戦する元気の良い方が少ないと感じます。
芸術、特に絵画はお粗末としか言い様の無い状態と思います。
冬の風景を写生をせず写真を元に描いて居たり花の作品や人物画でもそうした作品がほとんどです。技術の競争に為りがちで感性を研く努力を忘れて居ます。
デザイン的な作品も多く見られます。
ま、絵画は私的で大変難しいし趣味の世界ですがそうした事を感じます。
明治維新で殿様や士族が排除され先の大戦では地主や財閥解体が有って国民皆平等の名の元に文化迄、壊され人々の良き繋がりも無くなりました。事、文化に関しては先進国とは言い難い現状では無いかと思います。
ばらまき政策が罷り通っていてその付けが今の歪みに為って居ると思います。
一部の技術力や経済力を否定する訳では有りませんが内容の有る芸術作品が巷に殆んど観られないと感じるのは私だけでしょうか?

アマチュアの作品でも良い作品は沢山有ります。そうした作品が街に出てきて欲しいと思って居ます。