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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二151225
桜島を3枚描いて今は長島に居ます。
無意識に走り今日、野宿する場所に車を停めました。すると見覚えの有る地形です。ヨーロッパに旅を始める前に日本全国を旅していましたがその際に泊まった場所と同じでした。
本能と言うのでしょうか?とても不思議な気持ちで今日の泊まり場所が決まりました。
其所は古墳群が有る半島の先端です。
天草諸島が望める場所で海と島の美しい風景です。

旅を始めて雨が降るとスコールの様な激しい雨に為ります。明らかに気象の変化を感じます。
先ほど日が沈んで間もなく雨が降りましたが車の屋根を激しく叩いて居ました。今は小降りに為りましたが地球も悲鳴を上げて居るのかも知れませんね。

経済、経済とお金儲けが一番と走る今日ですが最も大切な事を忘れて居る様な気がします。今日のニースで中学生が2人飛び降り自殺をしたと報道されて居ました。若い命を追い込む社会が幸せと言えるかどうかと考えさせられます。
古代の若者が自殺なんてしたでしょうか?生きる意味さえ失う社会こそが異常だと思います。
売れ残りの半額に為ったリンゴや198円の弁当を食べて居ても不幸とか貧しいとか思った事も感じた事も有りません。
20年前に製造された軽トラを50000円で購入整備して走って居ます。
行きたい場所に辿り着け制作出来るのですからこんな幸せは有りません。
余談ですが30歳代に新宿中村屋の相馬家から荻原守衛の彫刻作品、工夫を手に入れた際も香川県の高校に猪熊弦一の作品他と一緒に寄贈しました。
ま、もし其等を持って居たとしても何れは誰かに手放すと考えたからです。
そうした事こそが文化の伝承であり活動している基本的な考え方です。
お金や名誉等は死んで終えば消えて行きます。文化財は人類が滅びる迄大切に伝わります。
私はそうした文化に携わる事が出来てこれ以上の幸せは有りません。