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広島市原爆ドームから直ぐ近くのラーメン店に行きました。何度か訪れて居る馴染みの店です。
其処で相席した方と意気投合し話をしていたらこの店を貸して居るオーナーだそうで食事の後、自宅に招待され親しく為りました。
彼女は81歳だそうですがとてもそうは見えなく同年代だと思える位若々しい方でした。海外旅行でドイツやイギリスに行きオペラ観賞等をするのがお好きだとか。
そんな話の中で戦後間もなくのどさくさ紛れに原爆投下の後焼き野原に為った自分の土地に勝手に住み着いた人々が大勢居ると聞かされました。東京で私の知人からもそうした事は聞かされて居ます。
農地解放だけでは無く商業地で有る街の中心地でもそうした事が行われていたそうです。
苦難な時でも立場に有る人々が国民の生活や権利さえ守らなかった情けない実情を聞かされました。
3・11東日本大震災の際に私が経験した其れと同じだと感じました。
守るべきは国民で自分の地位や面子ではないはずです。そうした情けない事が未だに続いて居る様です。
広島市で良く行って居た画材店がこの4月で閉店するそうです。時代の流れには逆らえ無いとは言うものの悲しい出来事です。彼曰く此れだけの品揃えしていて もキャンバスや絵の具等はインターネット販売の安売りに取られて普段は急に無くなって必要な小物類しか売れなく商売が成り立たなく為ったと話されて居まし た。
広島市に来た際に又再会すべく彼の電話番号をお聞きして別れました。
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