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長尾周二のヨーロッパ放浪記 に参加中!
水彩画家・長尾周二1702271
何故この神社を訪ねたかと言えばパソコンで調べて居るとすさおうの命が出雲国の八岐大蛇を退治した際に草薙の剣を取り出しこの神社に納め後、三種の神器に為ったとあります。前回造山古墳(日本で4番目に大きい古墳)や吉備神社、吉備津彦神社等を尋ね4世紀5世紀の時代に如何に栄えて居たとかと言う証を垣間見て来ました。
出雲の国も支配する勢いだったと言う事です。
御神体は大松山山頂(399メートル)の巨石で磐座(いわくら)です。山頂の社を参拝したことは言うまでも有りません。
又、この神社の宮司物部さんとも挨拶しました。
細い山道を走りたどり着いた素朴な社の神社の由緒が此ほど素晴らしいとは。
私は絵を描くのは勿論全て現場を大切にします。
その地に立てば自ずと感じる事があります。
参拝を終え奈良を目指しました。
奈良の大神神社です。御神体は三輪山で徳島で参拝した大麻神社と同じで御神体が山と為って居ます。
大神神社の駐車場で朝を迎えました。日曜日、早朝から参拝者が訪れています。私も7時に起きて境内を散策です。社殿で参拝した後三輪山山頂の磐座登拝案内をお伺いしました。
登拝時間は午前9時から午後4時とありました。9時前に受付のある狭井神社で住所氏名電話番号を記入し登山証の襷を受け取り御幣でお祓いの後登拝と為ります。三輪山の標高は467メートルで狭井神社の標高は80メートルで実質387メートルとなります。
私はのんびり登り下りも休み休みで約3時間の行程でした。琴平宮よりきつい登拝でした。
山頂にある磐座は神域で勿論立ち入り禁止です。
木々に囲まれ空を見上げると清々しい風を感じ別天地でした。
又、磐座は古の祈りの場でもあります。
三輪山の磐座は石その物が他のそれと違ってガラス質か水晶質が含まれ太陽が当たるとキラキラと輝いて居ました。
正に特別な場所だと感じました。
参道も山頂に近づくとキラキラと輝いて見えます。

参拝後、桜井市の埋蔵文化センターを訪ねました。古墳から香川県では阿蘇山の石で造られた石棺が3棺
阿波や吉備でも出土しているので奈良でも当然有ると予想して学芸員に尋ねました。奈良でも3棺出土しているそうです。
あの重い石棺を九州から如何にして運んだとか鉄器類が出土品として多量に出て居ますが中国や朝鮮から輸入していたと定説が有りますが国内で製錬してたのでなければ説明出来ない量だと話して居ました。考古学でその遺跡が発見去れれば大発見だと思いを語り合いました。
私は学者ではありませんが現場を見て感じた事を繋ぎ合わすと学芸員と付き合わせ楽しめます。
こうした事が自分の制作に繋がり心が躍ります。