水彩画家・長尾周二オフィシャルブログ(SHUJI NAGAO official blog)

日本国内のみならずフランスなど欧州中心に活動する水彩画を描く画家・長尾周二のリアルタイムの活動日記。現在は一般社団法人アートシップインターナショナルの理事長として日仏を中心に活動を続けています。

水彩画家・長尾周二渓流画像
長尾周二は一般社団法人・アートシップインターナショナル理事長、ARTEC(欧州造形美術振興協会)会員として、日本のみならずフランスなど欧州においても活動を続けている国際作家です。
 
イベント情報
『KOKORO JAPON展』開催
フォモンタン・ミュゼマタ(フランス・ロワール地方)
2024年10月21日(月)~10月27日(日)
主催:(一社)アートシップインターナショナル
協賛:ARTEC(欧州造形美術振興協会)
後援:在仏日本大使館(外務省)
詳しくは下記のページをご覧ください。


今月の国内イベントのお知らせ
今月(2024年10月)は「坂本宿蚤の市」および「本部併設ギャラリー」はお休みします。またのご来場をお待ちしています。
※なお旧松井田西中学跡地に開設の芸術施設「MYUSEE 松井田」は閲覧可能な作品はご観覧いただけます。

当サイトでお気付きの点等がございましたら直接画家・長尾周二氏にお問合せをお願い致します。

2014長尾周二放浪記

ブログネタ
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水彩画家・長尾周二140820
8月のParisは観光客で溢れて居ます。
マダムと共にParisプチパレ前でARTECメンバーの作品の受け渡しをする為に来ました。
観光客が多いのですがParisは車が少なく動き易いです。路上のパーキングも無料です。しかしイタリア・グビョウでも居ましたが料金徴収員を装ってチップを受け取る人が居ました。勿論払う必要は有りません。信号待ちをして居るとフロントガラスを洗う男が来ました。これもクラクションを鳴らして拒否、しかし洗ってお金を要求しました。これも勿論払いません。
ありとあらゆる裏ビジネスが花盛りのParisです。
万引き置き引き偽物を買わせたりと私の知る限りでもそれだけ有ります。

私が20代の時にムーランルウージュにショーを見に来たらフランク・シナトラの特別ショーで入れませんでした。数件横のショーパブに男5人で入ったらいきなり鉄格子のドアを閉めて高額料金を請求何も飲まずで1人20000円払った事が有ります。シャンペンが出てきた時にヤバイと気がついたのですが時遅しです。皆さん気を付けてバカンスを楽しみ下さい。

ランチは中華バイキングレストランで頂きました。中華バイキングに寿司は当然有ります。この店は味噌汁迄有りました。久しぶりの味噌汁此はたまりません。
私の車は展覧会作品で満載、明日は展示で忙しいです。

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水彩画家・長尾周二1408141
毎週末何処かで蚤の市が開かれて居ます。
インターネットで50キロ圏内で調べて見て回るのが私の趣味です。
手持ちに余りお金が有りませんから買える品物は限られて居ます。
水彩画家・長尾周二1408142
しかし今回は写真の様に掘り出し物を手に入れました。6号サイズの銅版画の原版です。
当然美術館行きの品物です。
約100年前の物ではないかと思われます。
原版を制作するのに大変な労力を要します。技術も熟練者でなければ出来ません。こうした物が一般家庭から出て来るのですから当然見逃せません。
今年も数点掘り出し物を手に入れました。5ユーロで買った作品もParisの蚤の市では120ユーロはする人物画だったり8ユーロで買った彫刻物もロココ様式を見事に表現した作品だったり(当時はお土産置物だったかも)です。銅版画の価格もランチを食べられる値段で手に入れました。
今年も後数回は見て回れる機会が有ります。
早朝明るく為ると同時に出掛けます。普通6時から始まって居ますのでその日だけは早起きです。

毎日、ロワールを描いて居ます。疲れも取れて気持ち良く制作しています。
コスモス畑にも行って来ました。少しコスモスも咲き始めて居ました。何日が通い詰めてと思って居ます。作品は小さな村の教会が見える風景ですが此所は秋めいた色に為って居ました。1日同じ場所に居るからこそ見えて来る風景も有ります。同じ場所に通い詰めて見えて来る風景も有ります。

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水彩画家・長尾周二140811
ヨーロッパで旅をしていて危険な場所は先ずインターチェンジのパーキング! 不特定多数の人々が出入りしていて盗難に遭うことがとても多いです。
有名観光地の大きなパーキング!これも同様で車上荒らしが狙って居ます。
大都会のパーキング!大都会は何処でも危険が伴います。セキュリティの確りした室内パーキングは未だしも野外パーキングは何処でも危険です。Paris等で泊まる時は幹線道路のパーキングか郊外の住宅街のパーキングにしています。人の目が有る場所です。
8年間旅をしていて盗難に遭ったりは有りませんが1度だけ未遂が有りました。イタリア・ベローナの駅前広場のパーキングに停めて市内観光をして帰って来たら車のドアキーホールが壊されて居ました。当時はトヨタ車でオートロックで開かなかったから荷物は無事でした。駅前広場ですからまさかですよね。その時橋の下で数人怪しい人が居たのでその人等の仕業だと思います。
地元のポリスは問題有りませんが厄介なのが憲兵の検閲です。法に触れる事は何も有りませんが調べ終わるのに20、30分係る事が殆どで警察署と照合迄して調べます。私はそんな時は知らん顔して書類を全て渡し殆ど余計な話もせずに居ます。スペインで爆弾闘争が有った際はバロセロナのスペイン広場のロータリーで検問された事も有りました。その爆弾闘争の時に畑の真ん中で寝て居た時も夜中に取り調べが有り同様で村の駐車場が安全だからと言ってエスコートされた事が有りました。
事件やテロが有ったら近寄らないのが一番です。以降爆弾闘争が収まる迄はその地域で一時停止もせず通り抜けました。
その地域の住民と親しく為って彼等の私有地に泊まるのが一番です。
イタリアで了解を得て泊まった時にその家のご婦人が投げキスをして別れた事も有りました。
ジダンや怪しげな子供が多い地域は早々に立ち去る事をおすすめします。
すき有らばと狙って居ます。ベニスに行った時も屋内駐車場に停めて居ました。ま、東京やParisのパーキングと同様でホテル代金と余り変わらない駐車代金でした。
先日プロバンスに行きましたがサンレミプロバンスは人口2000人余りの街だそうですが観光シーズン中毎日20〜30台車上荒らしが有るそうです。シーズン中、数千台被害に有って居ると友人のジョンさんが教えて下さいました。余りの多さに警察署もお手上げだとか。私はサンレミプロバンスに泊まる際はゴッホが入院していた病院の駐車場か友人の私有地に泊まる様にしていましたから被害に遭って居ません。友人は奇跡的だと言います。
日本でも奈良の飛鳥村の外れでも車上荒らしを目撃しました。経済が悪く為ると犯罪も増えますから防御も必要です。

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水彩画家・長尾周二1408101
エクスアンプロバンスで泊まったのはセザンヌの道をセントヴィクトワール山に向かって走りセザンヌを記念した風車小屋をギャラリーにした場所が在ります。その先のお墓の駐車場で泊まりました。先ず人が来ません。勿論泥棒もポリスも来ませんから快適に寝られます。間違いなく水道設備は有りますから水を得る事が可能です。ですから良く洗濯をしたものです。

水彩画家・長尾周二1408102
朝起きて村の駐車場に在るトイレを使いその風車小屋をギャラリーにした場所からセントヴィクトワール山を二枚描きました。その時のこのギャラリーで個展を開いて居るLaetitiaさんと出会いました。写真の様に美しい女性です。私は彼女のポートレイトを描かせて頂きました。
当然カードの交換をしてアドレスを教えて頂きました。
旅はこうして新しい出会いや別れが有ります。

ガロさんと再度会って来年の再会を約束しました。

帰り道サンレミプロバンスのジョンさん(写真を撮っている)に挨拶しプロバンスを後にしました。

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水彩画家・長尾周二140807
シャトーモントレゾウは上森さんから紹介頂いてオーナーとも親しくさせて頂いて居ます。私が描いたシャトーの入り口から街の教会の見える風景は横内さんも描いた事が有る場所だとオーナーが教えて下さいました。描き終えてオーナー家族等から招かれシャンパンを頂きました。オーナーは買わないけど関係者が欲しいそうだと言われて買って頂きました。
有り難い事です。描いて直ぐ現金に為る事はそうは有りませんから。
早速現金を手にしてエクスアンプロバンスの友人ガロさんに電話しました。
昨年お会いした際に身辺整理をして癌に侵されて居て来年是非とも会いたいと仰って居ましたが手持ちの現金が余り無く行けずに居ました。
其所でガソリン代金が出せる様に為って800キロ走り会いに行きました。
やはり体調は余り良くない様ですがお元気でお会い出来ました。片方の肺を摘出、体重も大分減った様です。お前の身体は大丈夫か?私達の年齢に為るとこうした会話が一般的に為りますが何時何が起こっても可笑しく無いからです。
アーティストは仕事の事を思い廻らす事で活力を得るから少しずつでも仕事をしたいと語って居ました。
金曜日はマルセイユの病院で検査だとの事。明日午後お会いする約束で後にしました。
セザンヌの道と呼ばれている道を走りセントヴィクトワール山の麓に在る風車小屋をギャラリーにした所まで来ました。明日朝、一枚描いてからガロさんとお会いする予定です。
800キロ有料道路を使わず走りました。エクスアンプロバンスではガロさんから教えて頂いた美味しいピザを買って夕食としました。
南仏、ポートバカレスでは強風と肌寒い天候で蝉の声はしませんでした。今日のプロバンスは蝉の大合唱でした。

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水彩画家・長尾周二1408051
先ずはCHOUZYから南に16キロに在るSEURに来ています。此処は昨日蚤の市が開催されていて来ました。教会の風景がとても印象的で早速描きに来ました。
教会の前に在るお宅の庭が素晴らしく美しい花花で庭の花を取り入れた風景にする事としました。先ずは挨拶をして展覧会の案内状を渡し画家で有ることを告げてガーデンで制作する許可を訪ねました。快く招き入れて頂いて制作する事が出来ました。ジョンさんの家族と友人がいらっしゃいました。途中でコーヒーに招かれ自己紹介と経緯を話しました。
水彩画家・長尾周二1408052
上の写真はその時の様子です。今後も描きに来ても良いと声を掛けられ又知人が増えました。
二枚描き終え今日の泊まりはTHESEEです。此処も私が好きな場所で良く描きに来ています。川を挟んで教会の塔が見えます。
さすがに疲れました。午後7時の鐘が鳴りました此れから夕食です。
明日はCHATEAU MONTRESORに向かいます。

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水彩画家・長尾周二140803
フランス滞在中で何を贅沢言っているのだとお叱りを受けるかも知れませんが秋迄の一時描きたい風景が中々見付かりません。
大好きな向日葵も咲き始めの美しさが無くなり麦畑は収穫が終わり刈り取られ緑の美しい季節も終わりと心に響く風景が無くなった季節です。アルプスやピレネー山脈迄走れば変化に富んだ風景が見られ楽しめますが所持金が心細いので其も思った通りにとは行きません。もう少し経つと秋の花や木々が青々とした色から変化してくるのですが、そうした事で車で走り回り探して居ます。昨日も今日も結果的にロワール川の河畔で描きました。
明日は走り回らないで最初からロワール川の河畔で探そうと思って居ます。
今週は心も迷い何キロも走り回り納得の行く作品には程遠い物でした。
ただ毎日絵筆を持つ事でリズムを取り戻し、よし又やるぞと前向きな気持ちには為りました。
南仏迄片道800キロ往復したりパネル30枚作ったりと疲れが溜まって居たのがようやく取れて来たと言った所でしょか。
暑い暑い日本の夏に比べれば過ごしやすい事この上ない環境で足元良く見てガンバレです。
朝日が登る頃のロワール川の風景も素敵なので何枚か描きましたが又挑戦します。

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水彩画家・長尾周二140730
私の部屋には10年以上前に描いた30号の桜の絵が掛かって居ます。
その下に最近の6枚の絵が立て掛けて居ます。残念ながら日本で車上生活しながら描いた絵の方が良い作品に感じます。
情けない話ですが描けば何とか為ると思って頑張って居ますが困った物です。
画はテクニックでも色でも形でも無い事は分かって居ますが私程下手な作家も中々居ないのでは無いでしょうか?ブラッシュとシャトーシュベルニー展覧会で大小合わせて14点買って頂きましたがその事は大変有難いと思って居ますが昔の作品の方が出来が良い事に情けない思いです。
特にこの一週間の作品は疲れ気味なのか々なのか分かりませんが納得出来る画は有りません。
同じ場所に毎日通って追及して居た充実感が無くて毎日モチーフを探してさ迷いながら描いて居る感じです。
パネルも古い作品を剥がして水張りして描いて居ましたがそれも限界で又、パネルを作り始めました。今回は10号8号が中心で30号は2枚だけで約30枚作ります。
私の収入の殆んどがガソリン代と画材代で消えます。
ベニアを買ってカットし作りますがベニアも日本製のそれとは違って厚さ5ミリのベニヤでも真っ直ぐでなくよれて居ます。釘も計り売りの釘を買って使って居ますが日本製のそれとは違って曲がって居たり短いのが混ざって居たりです。普通の店には3ミリベニヤは有りません。以前置いて居た店は無くなりました。
そんな事で何から何まで自分で用意しています。
しかしその分良いことも有ります。大作の水彩画を描く画家は殆んど居ませんからそれだけで十分注目されます。苦労するだけの意味は十分有ります。

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水彩画家・長尾周二140728
先日南仏に行きましたよね。ポートバカレスで出会ったベトナム人潜水夫が何人か尋ねて来ました。最初にカンボジア人、次はフィリピン、ベトナム、タイ、インド、中国どうしても日本人と言う答えが出て来ませんでした。昨日ブロァに在るアジアンショップに行った際にも聞かれたのですが日本人と出て来ませんでした。今日は観光地でシャトーアンボワーズに写生に行きました。十数人の日本人観光客が通ったので挨拶しました。日本人にも日本人には見えないとだめ押しです。
ま、毎日野外で写生していますから顔は真っ黒身なりも現地に合わせていますから仕方ないと思います。
と言う訳で何人か判断着かないアジア人が今日も写生してきました。

作品の出来も今一でごめんなさい。

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水彩画家・長尾周二1407251
南仏Port BarcaresでARTEC会長のマダムと一緒に来年の企画に付いての会合が有りました。バカレス市の美術担当者と共にディナーをご一緒しました。カタロニア地方でも在るこの地はスペインのカタロニアと繋がりが深くそうした事も有りスペインカタロニア地方在住のカルロスさんの個展が市の美術館で開催されて居ます。こうして新しい友人と出会う事は大変嬉しい事です。スペインでの活動の話も有りましたので機会が有れば是非参加したいと思って居ます。
水彩画家・長尾周二1407252
写真左から2人目3人目がカルロスさんと奥さまです。

やっと向日葵が描けました。(写真上)
メチャクチャな日程をこなしていてゆっくり制作する時間がほとんど取れませんでしたのでとても楽しく描けました。
次の行事迄制作出来る時間が取れると思いますので風景の中で楽しみたいと思って居ます。

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